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田舎もんが見たTOKYO

[114]  樹里  2007-08-26投稿
1、別れ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「何でよっ!
私は絶対、絶対この町から離れないからっ!!!」
「唯、仕方ないでしょ。お母さんだって離れたくないけどねぇ、お父さんの仕事の都合が…」

「分かってるって!!でも嫌なの!!!!」

「わがまま言わないの!!」
「だって……。」

「だってお母さん、この町には思い出がいっぱいあるんだよ。それを今更…」
私だって、ここで引く訳には行かない。

「分かってるわ。でも、東京も良い所よ。今度はそこで思い出を作ればいいじゃない。」

もぅ、お母さんはちっとも分かってない。

「ねぇ…。唯、お願い。今回だけはお母さんの言う事を聞いて。東京はこことは違うけど、すごく楽しい所よ。だから…ね?」

お母さんのこういう声には、私も動揺しちゃう。
でも、でもこれだけは引くわけにいかない。

「お母さん、私、わがままな事言ってるのは自分でも分かるよ。でも嫌なの。どうしてもって言うならお母さんだけ行けばいいじゃん!」

「唯!!!
何度言えば分かるの!」

「嫌ょ!!!」

思わず涙がでてきた。その姿をお母さんに見られたくなくて、私は家を飛び出した。

お母さんは、何にも分かっちゃいない。

私の気持ちを無視してる
いつもの公園に行った。

ずっと泣いてた。
涙が止まらなかった。

……。

お母さんは、私の事どう思ってるだろう。

わがままで、手のつけられない子だと思ってるだろうか。

なんだか、急に自分が惨めになった。

お母さんに、心配ばっかさして…。

それでも。
この村は離れたくない。
嫌だ。

心配かけてるのは分かるけど……。

それじゃ、もう友達に会えなくなる。


康介にも…。


康介とは、幼稚園からの幼なじみだ。いつも喧嘩ばっかしてるけど、正直……私は康介の事が好きだ。



「こんなとこで、何やってんだよ。」

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