携帯小説!(PC版)

トップページ >> スポーツ >> LASTSUMMER#16 『南のピンチ』

LASTSUMMER#16 『南のピンチ』

[562]  SETTARMEN  2007-08-28投稿
【6回無死1塁】


1塁走者の俺は南の投球と同時にスタートを切った。


伊野波がベースカバーに入る。


バントの構えをしていたアキはヒッティングの構えに変え、がら空きの三遊間を狙った。


バントシフトの為、ダッシュしていたサードの清和は打球に全く反応できなかった。


レフト前ヒット!!


3塁ベースが空いているのに気付いた俺は、失速せずに2塁ベースを蹴った。


清和が慌てて3塁ベースに戻る。


レフトからサードへボールが転送される!


しかし俺はボールがサードに送られる前に3塁を陥れた。


『セーフ!!』


藤城中ベンチが沸いた!!


これで無死1、3塁。


俺達にビッグチャンスが訪れた。


打席には2番白石。


犠牲フライでも一点!

スクイズでも一点!


俺はサインを見た!


サインは『盗塁』


南がセットから白石へ第1球目を投じた。


また、朝山中内野陣から

『走った!!』


の声が響いた。


チーム1駿足のアキは、簡単に2塁を奪った。


判定はストライクだったので、無死2、3塁でカウントは1ナッシングになった。


南が少し嫌そうな顔をしたのが見えた。


曾我端さんが再びサインを出す。


今度は『スクイズ』
だった。


走ってばかりの俺は息があがっていたが、1点をとるためにリードを広げた。


マウンド上の南は汗を拭う。


セットから白石に対しての2球目。


俺はホームへ向け走った!!


3度朝山内野陣からは
『走った!!』

の声が響く。


ヒッティングの構えからバントの構えに変えた白石は、球威のある南のストレートを1塁側に綺麗に転がした。

それを見た俺はホームへスライディング!!

間に合わないと思った南は1塁へ転送。


『アウト!』


これで2対1!!


ベンチに帰った俺はチームメイトから次々と頭を叩かれ祝福を受けた。

あと1点で同点!!



そして、1点差に迫った次の打席には3番、滝本龍夜がバッターボックスに向かっていた。

感想

  • 7607: ジコマン? [2011-01-16]

「 SETTARMEN 」の携帯小説

スポーツの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス