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線等モード  MAX 3

[321]  湯島 朗  2006-03-12投稿


「言っとくけど、能力が人間知れたら。」
「ジ・エンド。」
「だからね?」
「そこ。2人で言うとこ?」
「「2人で説教してんの!!」」
 勇と、さきにまくしたてられ、さすがの良もひいた。
「あはは。」
 良は、冷や汗をかきながら2人の説教を聞いていた。


「ただいま!?」
 家に帰ると、散乱していた。散乱と言うより、傷ついたり、血が落ちていたりだ。
「なんだよこれ!?」
「りょ・・・う?帰った・・・の?」
「姉ちゃん!!」
「後ろくくりの男に、気をつけて・・・。」
 そのまま、満江はガクッとうなだれた。
「姉ちゃん!!」
 腕には傷をおっていて、血が出ている。
「姉ちゃん・・・。」


 満江の腕を手当てした後、良は力を解放させた。
「どこだー!!俺を捜している奴はぁ!!」
 力の限り叫んだ。
(こんなことして出てくるのって、俺ぐらいしかいねーだろーな。)
 そう考えながらも叫んだ。
(でも、姉ちゃんを傷つけた・・・。)
 それだけは、許せなかった。

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