サム×ライ 2
「それにしても気味わりぃ森だな…」
ライが、霧に包まれた薄暗い森を見渡し、怪訝そうな表情で言った。
「あいつこんなとこに住んでんのか…やっぱし変態だな…」
「変態かもしれねぇが白雷の実力マジだぜ…三刀と互角にわたりあったって話だぜ…」
さらに森の奥へ足を進めると、霧の中に、うっすらと洞窟のようなものが浮かび上がってきた…
「あれかな…」
「あれだな…」
鬱蒼とした森の中にぽっかりと開いた穴…まがまがしいオーラが二人の侵入を阻むかのようにピリピリと辺りを覆っていた…
「完全にあいつだな…」
二人は静かに洞窟の中に足を踏み入れた…
その時だった。
「来たか…」
声の主は洞窟の中ではなく、二人の背後にいた。
「よう…相変わらず気味わりぃオーラムンムンだな…白雷さんよぉ…」
「白雷か…久しく聞かぬ呼び名だ…貴様等こそ相変わらず仲良く二人で一人か?“木枯し”に“雨雲”だったかな?」
「そんなだせぇ呼び名とっくに捨てたぜ。今は“氷滅のサム”と“縛水のライ”だ。それにもう二人で一人じゃねぇよ…」
「氷滅に縛水か…ふっ…仲良く氷と水ではないか…それより貴様等私に用があるのでは?」
白雷は腰に差した“十香”を鞘ごと外し、洞窟の中へ二人を招いた。
ライが、霧に包まれた薄暗い森を見渡し、怪訝そうな表情で言った。
「あいつこんなとこに住んでんのか…やっぱし変態だな…」
「変態かもしれねぇが白雷の実力マジだぜ…三刀と互角にわたりあったって話だぜ…」
さらに森の奥へ足を進めると、霧の中に、うっすらと洞窟のようなものが浮かび上がってきた…
「あれかな…」
「あれだな…」
鬱蒼とした森の中にぽっかりと開いた穴…まがまがしいオーラが二人の侵入を阻むかのようにピリピリと辺りを覆っていた…
「完全にあいつだな…」
二人は静かに洞窟の中に足を踏み入れた…
その時だった。
「来たか…」
声の主は洞窟の中ではなく、二人の背後にいた。
「よう…相変わらず気味わりぃオーラムンムンだな…白雷さんよぉ…」
「白雷か…久しく聞かぬ呼び名だ…貴様等こそ相変わらず仲良く二人で一人か?“木枯し”に“雨雲”だったかな?」
「そんなだせぇ呼び名とっくに捨てたぜ。今は“氷滅のサム”と“縛水のライ”だ。それにもう二人で一人じゃねぇよ…」
「氷滅に縛水か…ふっ…仲良く氷と水ではないか…それより貴様等私に用があるのでは?」
白雷は腰に差した“十香”を鞘ごと外し、洞窟の中へ二人を招いた。
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