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夢現綜軌帳相樂闘劇 壱

[379]  やいせ  2007-09-02投稿
━━━━━━━。
ここは梦却籠。夢と現の隙間にある世界。
夢とも現とも異なり、
世界そのものが夢であり、現なのである。

この世界には時に、外界から様々な'モノ'が迷い込んでくる。
夢から誤って逸[ハグ]れたモノ。
現から脚を踏み外したモノ。
辿り着く動機、道順は様々だが、大抵は直ぐに現に還る。
しかし極稀にではあるが、帰る可き場所を忘れるモノがいる。
相樂肆之佐もその1人である。
━━━━━━━━━━━━━……‥‥。
さて、此を観ている貴方に問おう。
貴方は眼を瞑り、そして眠りに着く。
夢が始まり、現に戻る。
‥‥ここ。夢が始まり‥、
さて、貴方は夢の世界に入った時、夢の始まりを体験したことはあるだろうか。
始まりに、最初の扉がある訳でもなし、
気付けば、その世界に活き、
恰[アタカ]も昔からその世界に生きているかの様に、夢で存在を確立している。

━━━━━━━━━━。
肆之佐は何処かの草原で空を仰いでいた。
「そろそろ時間か。」
何の時間かは解らない。
━━解らないが、ぼんやりと帰らなければいけない気がしたのだ。


━続く━

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