処刑生徒会長第二話・18
桂シュンスケが一たん手を止めると―\r
足元には原形を留めないかつての知能犯の姿があった。
特に顔面は、皮膚も肉も割け、その中からはひびの入った骨があちこちで姿をのぞかせる。
全てが空気に触れてどす黒く変色した血にまみれ、あるいは浮かび、まるで解体されたばかりの食用家畜と化してしまった。
ご自慢の革靴に目を落として、桂シュンスケは思わず変な声を出した。
村上シンジの顔からは、長い長い神経のケーブルが延びていて、飛び出た眼球が自分の靴の上に乗っているのだ!
『くそっ!!』
ぐしゃっ
いまいまし気にそれを踏み砕くと、粘りけに満ちた音と共に、透明な体液が辺りに飛び散る。
そして―\r
『へへっ、へえへへへっ、次は…お前だぁあぁあぁあぁあぁぁぁぁ!!!!』
血の臭気に完全に殺人鬼と化したシュンスケは、目の前の惨劇に膝を付いてへたり込んだままの一条フサエに向けて飛びかかり―\r
血に足を滑らせて前のめりに転んでしまった!
『キャアアアアアアアッ!!!!!』
叫びながらそこから離れたフサエは、演壇の真下まで駆け寄り―\r
『もう分かった、分かったから許して!!』
命乞いを始めた。
『イジメ何て日本中であるじゃない!!何で私達だけがこんな目に遇わなければならないのよ!!私達よりも酷い事をしているヤツもいれば、のうのうと大人になって良い思いしているヤツだっているじゃない!!こんな逆恨みで、貴方がイジメられた分けじゃないのに、なんだって私達だけこんなにイジメるのよ!!!!』
涙を流しながら、演技は迫真だったが、その無茶苦茶な論理に、思わず梅城ケンヤは銃を落としそうになった。
人が死んでも面白がるだけだが、自分の痛みには異常なまでに敏感な分けか―\r
ある意味正直だが、こんなどうしようもない連中に、ナツはなぶられ、自殺までしたんだ―\r
梅城ケンヤは再び怒りを燃え上がらせた―\r
だが―\r
一条フサエの真後ろから、シュンスケが迫り、警棒を振り上げる。
以外にも、シュンスケは彼女の傍らを走り抜け、演壇に飛び付いて来た!
『オラッ!テメエ!調子こいてんじゃねえ!!!!』
反射的に梅城ケンヤは熱線銃の引き金を引き―\r
ぱあん!
派手な炸裂音と共に、桂シュンスケの頭部は吹っ飛んだ。
足元には原形を留めないかつての知能犯の姿があった。
特に顔面は、皮膚も肉も割け、その中からはひびの入った骨があちこちで姿をのぞかせる。
全てが空気に触れてどす黒く変色した血にまみれ、あるいは浮かび、まるで解体されたばかりの食用家畜と化してしまった。
ご自慢の革靴に目を落として、桂シュンスケは思わず変な声を出した。
村上シンジの顔からは、長い長い神経のケーブルが延びていて、飛び出た眼球が自分の靴の上に乗っているのだ!
『くそっ!!』
ぐしゃっ
いまいまし気にそれを踏み砕くと、粘りけに満ちた音と共に、透明な体液が辺りに飛び散る。
そして―\r
『へへっ、へえへへへっ、次は…お前だぁあぁあぁあぁあぁぁぁぁ!!!!』
血の臭気に完全に殺人鬼と化したシュンスケは、目の前の惨劇に膝を付いてへたり込んだままの一条フサエに向けて飛びかかり―\r
血に足を滑らせて前のめりに転んでしまった!
『キャアアアアアアアッ!!!!!』
叫びながらそこから離れたフサエは、演壇の真下まで駆け寄り―\r
『もう分かった、分かったから許して!!』
命乞いを始めた。
『イジメ何て日本中であるじゃない!!何で私達だけがこんな目に遇わなければならないのよ!!私達よりも酷い事をしているヤツもいれば、のうのうと大人になって良い思いしているヤツだっているじゃない!!こんな逆恨みで、貴方がイジメられた分けじゃないのに、なんだって私達だけこんなにイジメるのよ!!!!』
涙を流しながら、演技は迫真だったが、その無茶苦茶な論理に、思わず梅城ケンヤは銃を落としそうになった。
人が死んでも面白がるだけだが、自分の痛みには異常なまでに敏感な分けか―\r
ある意味正直だが、こんなどうしようもない連中に、ナツはなぶられ、自殺までしたんだ―\r
梅城ケンヤは再び怒りを燃え上がらせた―\r
だが―\r
一条フサエの真後ろから、シュンスケが迫り、警棒を振り上げる。
以外にも、シュンスケは彼女の傍らを走り抜け、演壇に飛び付いて来た!
『オラッ!テメエ!調子こいてんじゃねえ!!!!』
反射的に梅城ケンヤは熱線銃の引き金を引き―\r
ぱあん!
派手な炸裂音と共に、桂シュンスケの頭部は吹っ飛んだ。
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