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遠い日の夏?

[169]  2007-09-02投稿
美紀達が早めにタワー前の広場に着くと、すでに何人かの女先輩達がいた。

化粧をして、髪はパーマ。 驚く事はなかった。
夏休みだし、中には高校生と付き合っている先輩もいる。

『原チャ乗っていいよ。あっちの芝生なら、コケても痛くないから、練習しな。』

『本当ですか〜?ありがとうございま〜す。』

その後、梨華も合流してにぎやかに笑い声が響いていた。

すると、三年の男達が原チャリに作業服姿で現れた。

何処で仕入れたのか、大量の花火と酒、ジュースが段ボールに溢れそうな程入っていた。

洋介もいた。他の連中は赤や青や黄色といった原色系の作業服に対して洋介は小豆色。彼らは日焼けと土ボコりで顔と腕は黒い。

どうやら洋介達は夏休みを利用して、中免の教習所代と先輩から買う単車代を稼ぐために、ある先輩が働いている土建屋でバイトをしていたのである。

美紀は作業服姿の洋介にいつもとは違う男らしさを感じていた。

花火を楽しんでいると、遠くの方で二台の単車が流している音が聞こえた。

洋介達は原チャリに乗り、流している先輩達を探しに行くと言って、公園を後にした。

美紀は洋介が直ぐに戻るもんだと思っていた。

時間がだいぶ過ぎて帰る者もいた。梨華も彼氏と二年の連中と帰っていった。

残された女達は、恋愛の話をしていた。

ジャンケンをして負けた者から好きな人を、みんなの前で話さなければならないのである。

6人でジャンケンしていきなり美紀が負けた。

(ヤバイ・・・どうしよ。)

『アタシは・・・』 美紀は照れくさそうに話し始めた。


つづく

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