【 黒猫 】†第1話†
春の風が差し込んでくる窓際に立ちながら空を見上げる。
「…嫌な天気」
今日は春なのに生憎天気は曇天。
天気予報では昼から晴れると言っていたが、何といっても今日は入学式だから気分が晴れない。
「…はぁ」
鞄を掴んでさっさと家をでた。
道には所々に桜の花びらが散っていて道が淡いピンク色に染まっている。
「綺麗…」
自然に顔が綻ぶ。
さっきまでの気分を一転させて浮足気味に私は道を歩いた。
自己紹介遅れたけど、私の名前は永岡葵。
今年から高校生になる。
私が入学した高校は有名な小中高からの金持ち進学校なんだけど私は高校から通うことにした。
「葵ー!!」
「…皐月。おはよう」
「おはよう♪今年から帝王学園に通うって本当なの?」
「うん」
「マジ?!私聞いた時は失神しそうな位嬉しかったんだよー」
と、ニッコリと可愛いらしい笑顔を向けてきた。
可愛いなぁ…
皐月は幼なじみなんだけど帝王学園には小学生の頃から通っている。
皐月は言わばお嬢様だからだ。
「私も皐月と同じ学校行けると思うと嬉しい」
「葵大好きー♪」
抱き着かれて倒れそうになりながらも間一髪で体制を整える。
「皐月…くっるし」
「あぁ!ごめん葵;」
「ケホッ…いやいいよ。学校行こうか」
「うん♪」
何か尻尾が見える…。
内心思いながらも口には出さなかった。
面倒臭い…
から。
10分程歩いた所に豪邸が見えた。
しかし、それはどこかの金持ちのなんぞの家などではなく帝王学園だ。
門は5メートルは軽くありそうな程高い。
「…ありえない」
「…?早く行こうよー葵。クラス分けの紙早く見たい!!」
「あっうん;」
何かヤバそうこの学園;
皐月に引きずられる形になりながら玄関に到着するとまたも唖然。
玄関にはシャンデリアがあるしピカピカに磨き上げられているのか眩しかった。
「あー葵と同じクラスだし!やったぁー♪」
「……;」
「葵??」
「あっ本当?やったね」
「うん。教室行こう!!二階だって」
「あっうん;」
何か調子狂うな。
この学園;
ひそかに溜息を吐いた葵であった。
数分も歩くと皐月が指指した場所に葵は悲鳴を上げてしまった。
「…嫌な天気」
今日は春なのに生憎天気は曇天。
天気予報では昼から晴れると言っていたが、何といっても今日は入学式だから気分が晴れない。
「…はぁ」
鞄を掴んでさっさと家をでた。
道には所々に桜の花びらが散っていて道が淡いピンク色に染まっている。
「綺麗…」
自然に顔が綻ぶ。
さっきまでの気分を一転させて浮足気味に私は道を歩いた。
自己紹介遅れたけど、私の名前は永岡葵。
今年から高校生になる。
私が入学した高校は有名な小中高からの金持ち進学校なんだけど私は高校から通うことにした。
「葵ー!!」
「…皐月。おはよう」
「おはよう♪今年から帝王学園に通うって本当なの?」
「うん」
「マジ?!私聞いた時は失神しそうな位嬉しかったんだよー」
と、ニッコリと可愛いらしい笑顔を向けてきた。
可愛いなぁ…
皐月は幼なじみなんだけど帝王学園には小学生の頃から通っている。
皐月は言わばお嬢様だからだ。
「私も皐月と同じ学校行けると思うと嬉しい」
「葵大好きー♪」
抱き着かれて倒れそうになりながらも間一髪で体制を整える。
「皐月…くっるし」
「あぁ!ごめん葵;」
「ケホッ…いやいいよ。学校行こうか」
「うん♪」
何か尻尾が見える…。
内心思いながらも口には出さなかった。
面倒臭い…
から。
10分程歩いた所に豪邸が見えた。
しかし、それはどこかの金持ちのなんぞの家などではなく帝王学園だ。
門は5メートルは軽くありそうな程高い。
「…ありえない」
「…?早く行こうよー葵。クラス分けの紙早く見たい!!」
「あっうん;」
何かヤバそうこの学園;
皐月に引きずられる形になりながら玄関に到着するとまたも唖然。
玄関にはシャンデリアがあるしピカピカに磨き上げられているのか眩しかった。
「あー葵と同じクラスだし!やったぁー♪」
「……;」
「葵??」
「あっ本当?やったね」
「うん。教室行こう!!二階だって」
「あっうん;」
何か調子狂うな。
この学園;
ひそかに溜息を吐いた葵であった。
数分も歩くと皐月が指指した場所に葵は悲鳴を上げてしまった。
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