遠い日の夏?
『仕事帰りだし、疲れてみんな帰っちゃったんですかね〜』と早織
『今日は土曜だよ!明日仕事は休みって、さっき言ってたから帰ってはないな』
そんな話をしてると、遠くから数台の原チャリの音が聞こえて来る。
『ビンゴォ〜』
現れたのは洋介達だった。
『あれ〜ずいぶん減ったな〜みんな帰っちったの?』
『アンタラ、何処に行ってたの〜? 海まで探しに行ったら、先輩が戻ったって言うから、ソッコーで戻ったら居ないからさぁ〜』
『ワリィ、腹減ったから、牛丼食ってた』
『何ソレ〜』
『つか、暑いから、北小のプール行こうぜ?』
『ナイスアイデア!』
『行こう行こう』
『洋介君、アタシの原チャ調子悪いから、美紀を乗っけてってよ〜。どうせ北小行くのにアタシん家通るから、原チャ置いてくよ〜置いたら竜二君、アタシを乗っけてって。』
美紀は下を向くしかできなかった。(何て事を言うのこの先輩はぁ〜)と思い心臓が凄くドキドキしていた。
洋介が美紀のとこまで来た。『いいよ。乗んな!』
『失礼します』
美紀は左腕をツッパってテールを掴み、右手は洋介の肩を添えていた。自分の顔が火照ってるのがわかった。まだドキドキしている。
美紀は男の後ろに乗るのは初めてであった。
(いい匂い・・・何の香水だろ・・・)
洋介は顔を半分振り返り、
『落ちんなよ!美紀』
『はい・・・』
北小へと走り出した少年少女達、原チャリ8台の内、 男女で乗ってるのは、洋介と美紀だけだった。
つづく
『今日は土曜だよ!明日仕事は休みって、さっき言ってたから帰ってはないな』
そんな話をしてると、遠くから数台の原チャリの音が聞こえて来る。
『ビンゴォ〜』
現れたのは洋介達だった。
『あれ〜ずいぶん減ったな〜みんな帰っちったの?』
『アンタラ、何処に行ってたの〜? 海まで探しに行ったら、先輩が戻ったって言うから、ソッコーで戻ったら居ないからさぁ〜』
『ワリィ、腹減ったから、牛丼食ってた』
『何ソレ〜』
『つか、暑いから、北小のプール行こうぜ?』
『ナイスアイデア!』
『行こう行こう』
『洋介君、アタシの原チャ調子悪いから、美紀を乗っけてってよ〜。どうせ北小行くのにアタシん家通るから、原チャ置いてくよ〜置いたら竜二君、アタシを乗っけてって。』
美紀は下を向くしかできなかった。(何て事を言うのこの先輩はぁ〜)と思い心臓が凄くドキドキしていた。
洋介が美紀のとこまで来た。『いいよ。乗んな!』
『失礼します』
美紀は左腕をツッパってテールを掴み、右手は洋介の肩を添えていた。自分の顔が火照ってるのがわかった。まだドキドキしている。
美紀は男の後ろに乗るのは初めてであった。
(いい匂い・・・何の香水だろ・・・)
洋介は顔を半分振り返り、
『落ちんなよ!美紀』
『はい・・・』
北小へと走り出した少年少女達、原チャリ8台の内、 男女で乗ってるのは、洋介と美紀だけだった。
つづく
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