携帯小説!(PC版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> 青空ハイライト

青空ハイライト

[149]  帰人  2007-09-05投稿
普通の人は人間が空なんか飛べないなんて知っている。

…でも私は空を飛べると思ってた。

笑っちゃう?

でも本気で信じてた。
本気を出せば、こんなつまらない日常とオサラバ出来るって。


でも違った。

18年もこの世界に生きていると、色々なモノが私の羽根にくっついてた。

誰かが作った固定観念。
世の中の常識。
限界という言葉。

18年という長い時は、私が持っていたはずの大きな翼を腐らせてしまっていた。

諦めと現実の両方が左右の肩にずんとのしかかってきた。

…重い。何て重いんだろう。

こんなものを背負って、腐った翼で飛べるわけない!!


…常識なんて知るもんか。
固定観念?なんだそれ。
やってみなくちゃわかんないじゃん!


私は叫んだ。


「私は飛ぶんだ!!!」




その時の空は笑っていた気がする。
…なんとなくね。

感想

感想はありません。

「 帰人 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス