Dear...(2)
「萩原 暁(はぎわら あきら)です。千代田区から来ました。よろしくお願いします。」
あのあと、先生が体育館に転校生を連れて来た。そして彼を列の1番後ろに入れる。あたしはチビだから列の前の方にいた。背伸びしても彼の姿が見えない。チビってホントに不便だと改めて思った。でも背が高いとしても視力が悪いからどっちにしても見えない…。
教室に戻ってホームルーム。
さっきの自己紹介が今に至る。
「じゃあ萩原君の席はあそこだから。」
先生の言うあそことは…
あたしの前の席。
萩原君がこっちに近づいて来てだんだん彼の姿がわかる近さになった。
身長はあたしより少し高い、あるいは同じくらいの高さ。見た目は普通の男の子という印象をうけた。
休み時間。
友達と話そうと思ったけど、何となくぼーっとしていたくて、窓越しの春の淡い青空を眺めていた。
今日からあたしは2年生。1年の時は遊びや部活に夢中で勉強とはほとんど掛け離れてたけど、来年は受験だし、そろそろ勉強集中しないと…
と、こんな事を考えてる最中だった。
「ねぇ。」
突然こちらを振り向いて話し掛けたのは…萩原君だった。
あのあと、先生が体育館に転校生を連れて来た。そして彼を列の1番後ろに入れる。あたしはチビだから列の前の方にいた。背伸びしても彼の姿が見えない。チビってホントに不便だと改めて思った。でも背が高いとしても視力が悪いからどっちにしても見えない…。
教室に戻ってホームルーム。
さっきの自己紹介が今に至る。
「じゃあ萩原君の席はあそこだから。」
先生の言うあそことは…
あたしの前の席。
萩原君がこっちに近づいて来てだんだん彼の姿がわかる近さになった。
身長はあたしより少し高い、あるいは同じくらいの高さ。見た目は普通の男の子という印象をうけた。
休み時間。
友達と話そうと思ったけど、何となくぼーっとしていたくて、窓越しの春の淡い青空を眺めていた。
今日からあたしは2年生。1年の時は遊びや部活に夢中で勉強とはほとんど掛け離れてたけど、来年は受験だし、そろそろ勉強集中しないと…
と、こんな事を考えてる最中だった。
「ねぇ。」
突然こちらを振り向いて話し掛けたのは…萩原君だった。
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