夢現綜軌帳相樂闘劇 質
金物が腹を抉り、鮮血が飛沫をあげる。
体制を崩した肆之佐を、金物の峰を使い持ち上げ、放る。
そこに跳んできた亜鶴が箒の竿を突き刺す
竿は空中で肆之佐を貫通し、そのまま地面に突き刺さる。
―――――\r
肆之佐は混乱していた。
いくらなんでも強すぎる。
情けない事に、勝てる見込みも無い。
桁が、いや、次元が違うのだ。
―――――\r
亜鶴は箒を引き抜き、肆之佐の脳天目掛け一気に突き刺そうとした
―――嗚呼、此所までか―――\r
そう悟った時だった。
目前で箒が止まる。
誰かが亜鶴の腕を抑えていた。
その人影は先刻確かに見た。
「はぁ、運命が台無し。
貴女方は何時も運命を捩曲げてくれる。いい迷惑よ。」
小柄な容姿に紫の長い髮、染み付く様な紅い瞳。
光を絡めて離さない白い衣
「おぅ、フィーナ久しぶりじゃないか。」
ラフィはそう言った。
「折角の不還者なんです。殺すには少々勿体無いですよ。」
「あぁ。」
二人は何か納得したような返事をして、ラフィはその金物を腰に了い、亜鶴は箒に附着した血を拭っていた。
どうやら仕舞いのようだ。。
「ふぅ。全く二人とも容赦が無いのは相変わらずって感じね。
困者だわ。」
━続く━
体制を崩した肆之佐を、金物の峰を使い持ち上げ、放る。
そこに跳んできた亜鶴が箒の竿を突き刺す
竿は空中で肆之佐を貫通し、そのまま地面に突き刺さる。
―――――\r
肆之佐は混乱していた。
いくらなんでも強すぎる。
情けない事に、勝てる見込みも無い。
桁が、いや、次元が違うのだ。
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亜鶴は箒を引き抜き、肆之佐の脳天目掛け一気に突き刺そうとした
―――嗚呼、此所までか―――\r
そう悟った時だった。
目前で箒が止まる。
誰かが亜鶴の腕を抑えていた。
その人影は先刻確かに見た。
「はぁ、運命が台無し。
貴女方は何時も運命を捩曲げてくれる。いい迷惑よ。」
小柄な容姿に紫の長い髮、染み付く様な紅い瞳。
光を絡めて離さない白い衣
「おぅ、フィーナ久しぶりじゃないか。」
ラフィはそう言った。
「折角の不還者なんです。殺すには少々勿体無いですよ。」
「あぁ。」
二人は何か納得したような返事をして、ラフィはその金物を腰に了い、亜鶴は箒に附着した血を拭っていた。
どうやら仕舞いのようだ。。
「ふぅ。全く二人とも容赦が無いのは相変わらずって感じね。
困者だわ。」
━続く━
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