squall 3
「!?…どっか怪我して」
「レイプされたの!!!初めてが…私、レイプなの!!最低でしょ!!汚いでしょ!!」
彼女は涙をこぼして必死に俺に訴えかけた。
「ぜ…全身に、全身にね…あの男たちが染み付いたの…洗っても、洗っても落ちない…」
シャンプーの香りが漂っていたのは分かっていたが、俺には気にもならなかった。
俺はこの娘を見捨てたら一生後悔する。
単純にそう思った。
「…そこからじゃよく聞こえない!降りてきて、話してくれ」
「うそばっか!!こんな大声出して聞こえてないわけ…」
「聞こえねぇよ!!!自分で命投げ出すような最低野郎の言うことは!!」
「…分かったよ。最低野郎は私なんだよね。…分かった!死ぬ!」
「何にも分かってねぇだろ!!最低野郎のまま死ぬのか!?悔しくねぇのか!?」
「悔しいよ!!!死ぬほど悔しいよ!!!でももう戻れないんだよ!!?いまさら…きゃっ」
不意に彼女は足を滑らせた。
拍子に伸びた両手が空を切る。
長い彼女の髪が、フワッと手すりの向こうに消えた。
ガァン!!
手すりが振動して軽い音を響かせた。
俺の腹が手すりに激突した音だった。
気づくと彼女の片手を間一髪、両手で掴んでいた。
当の本人は気絶していた。
「レイプされたの!!!初めてが…私、レイプなの!!最低でしょ!!汚いでしょ!!」
彼女は涙をこぼして必死に俺に訴えかけた。
「ぜ…全身に、全身にね…あの男たちが染み付いたの…洗っても、洗っても落ちない…」
シャンプーの香りが漂っていたのは分かっていたが、俺には気にもならなかった。
俺はこの娘を見捨てたら一生後悔する。
単純にそう思った。
「…そこからじゃよく聞こえない!降りてきて、話してくれ」
「うそばっか!!こんな大声出して聞こえてないわけ…」
「聞こえねぇよ!!!自分で命投げ出すような最低野郎の言うことは!!」
「…分かったよ。最低野郎は私なんだよね。…分かった!死ぬ!」
「何にも分かってねぇだろ!!最低野郎のまま死ぬのか!?悔しくねぇのか!?」
「悔しいよ!!!死ぬほど悔しいよ!!!でももう戻れないんだよ!!?いまさら…きゃっ」
不意に彼女は足を滑らせた。
拍子に伸びた両手が空を切る。
長い彼女の髪が、フワッと手すりの向こうに消えた。
ガァン!!
手すりが振動して軽い音を響かせた。
俺の腹が手すりに激突した音だった。
気づくと彼女の片手を間一髪、両手で掴んでいた。
当の本人は気絶していた。
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