指先
指先が君に触れた
その瞬間恋に落ちた
目の前の君が特別に映り始めた
僕の周りの物が輝き始めた
温かい物を胸に感じた
そうか
始めから君が好きだった
認めたくなくて
離れていくのが怖くて
笑顔を見ていたくて
声を聞いていたくて
ただ逃げていた
この気持ちを伝えたら
君は何て言うかな
どんな顔するかな
『冗談やめてよ』って
いつもみたいに笑い飛ばすかな
どこか冷めている君のことだから
『友達でしょ』って目を反らすかな
些細なことでも嬉しかったのが僕だけだとしたら
ひとつひとつの出来事は僕だけの宝物なんだろう
僕を見上げる目が
冗談好きな君が
長い髪が
サンダルから見える指が
小さな爪が
少し焼けた腕が
赤い唇が
笑うときに見える大きな白い歯が
たまらなく好きだ
君を作る物をこんなにも愛おしく思い始めるなんて
好きになってなんて
わがままは言わないから
せめて
この指先が君に触れている間
この間だけ
君を感じさせてほしい
その瞬間恋に落ちた
目の前の君が特別に映り始めた
僕の周りの物が輝き始めた
温かい物を胸に感じた
そうか
始めから君が好きだった
認めたくなくて
離れていくのが怖くて
笑顔を見ていたくて
声を聞いていたくて
ただ逃げていた
この気持ちを伝えたら
君は何て言うかな
どんな顔するかな
『冗談やめてよ』って
いつもみたいに笑い飛ばすかな
どこか冷めている君のことだから
『友達でしょ』って目を反らすかな
些細なことでも嬉しかったのが僕だけだとしたら
ひとつひとつの出来事は僕だけの宝物なんだろう
僕を見上げる目が
冗談好きな君が
長い髪が
サンダルから見える指が
小さな爪が
少し焼けた腕が
赤い唇が
笑うときに見える大きな白い歯が
たまらなく好きだ
君を作る物をこんなにも愛おしく思い始めるなんて
好きになってなんて
わがままは言わないから
せめて
この指先が君に触れている間
この間だけ
君を感じさせてほしい
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