携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 部屋にひとり

部屋にひとり

[192]  カスカス  2007-09-14投稿
覚悟はしてたよ、だけどそんな急に逝かなくてもいいのに。


もう、会えない…
もう、喋れない…
もう、手を握ることすらできない…
もう、何もしてあげられない…
もう、もう、あなたはいない。
会いたい、会いたいよ。どんなに願ってもあなたには二度と会えない。かなわない願いだね。

『なぁ、結婚しようか』急にあなたに言われて、すごく嬉しくて涙が止まらなかった。
約束したじゃない。なのに先に逝くなんて…



最後の顔はいつまでも忘れられず、きれいで真っ白な骨をみて、誰かと『きれいなお骨ね』ってしゃべったことが何故か忘れられない。


思い出すあなたの顔は笑顔だけ。人の記憶はあいまいで、ケンカしたときや泣いてる顔、そんな顔はこんな時、すぐには浮かんでこないんだよ。

だから後悔する。もっと一日一日を大事に過ごせばよかった。いつまでも忘れないように記憶にきちんと残るように。


でも、今ごろ後悔してももう遅くて、泣いても泣いても時は止まらず、現実を思い知る。

あなたのいないこの部屋にあたしは一人。

会いたいよ、会いたいよ、会いたいよ…

あなたの温もり、におい、存在をすぐに探してしまう。

ねぇ、あなたは今どこにいるの。

感想

感想はありません。

「 カスカス 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス