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残された記憶

[547]  ふく  2007-09-16投稿
あなたの声が好きで
あなたの笑い方が好きで
あなたの細い目が好きで
あなたの綺麗な指が好きで
あなたの煙草を吸う姿が好きで
あなたの着ているシャツが好きで
あなたの履いている靴が好きで
あなたの付けている香水の香りが好きで
あなたがそこに居る
その空間が好きだった


突然あなたが居なくなるから
心構えさえ出来ていなくてただ動揺を隠すだけで必死だった

交わした言葉は少なく
後悔もしたりしたけど
想いは深まるばかりで
虚しさ
無力さ
悲しさが打ち寄せる

あなたが何処で何をしているのかも分からない

あなたが座っていた席を見る癖が抜けない
振り返っても居ないのは分かっていても何度も振り返り夢であれと願う
いつものように大声で笑っているあなたがまたそこに居てほしいと祈る

もっと話せたら
もっと見ていられたら
あなたが居る所まで今すぐ行けたら

現実を受け止められる
あなたを忘れてしまえる寛大な心が持てたら


あなたへと繋がる果てしない大空にあなたの姿を想い描く
瞬きをしたらあなたの記憶が消えてしまいそうで
泣いたらあなたの姿が滲んでしまいそうで
今にも溢れ出しそうな涙を必死で堪えた

記憶の中であなたに会えたら
それだけで幸せだと思っていたのに



胸が痛い

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