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DRUG

[271]  MK  2007-09-17投稿
彼は私の最初の彼氏で付き合ったきっかけもいたって普通だし、友人が羨む幸せのカップルだった。付き合って一ヶ月で初体験を済まして毎日愛を確かめ合うだけなお互いを深く知り合えたと確信し、私は刺激を求めた。

私が全部悪かった、全て私のせいだった。「軽はずみ」という言葉そのものの行為だった。彼の頭は真っ白になり休むヒマもなく私を問い詰めた。自分が恥ずかしくてただその場からいなくなりたかっただけだった。2階の窓を勢いよく開け身を乗り出した私に彼は急いで駆け寄り壁へと強引に追い込んだ−
「何する気だよ。」彼の顔が見れない…私はここから逃れたいがためだけにただ叫んだ。
「死にたいよぉ!!…ウッウッ…」涙を堪える必要はない、さっきまで私を抱きしめてくれた彼は、私を愛してくれた彼は、今私の元から去ろうとしている。あなたに会える最後のトキなら、感情をあらわにして−悲しみを伝えたくて−声をあげて泣いてしまおう…。

「死なないでよ…」彼も泣いた。彼の目から今までに感じたことのない愛を感じた。
彼は問い詰めもせず私の涙をずっと指で拭ってくれた。「許してあげるからもう泣かないで」と少し笑みを浮かべて彼は何度もやさしくささやいた。
もう彼しかいない。彼のそばにいて償っていこう…

そんな誓いをたてた過去の、彼の愛に包まれた自分が羨ましい。あの辱めにあってもいいからまた彼の深い愛を感じたい…彼は変わってしまった。あれから何度も別れに近づいても、いざとなるとなぜか手放せない。自分でも気付かず心も体も「彼は前のようにやさしく愛してくれる…」と信じ込んでしまったみたいだ。

一度でもあのあなたの深い愛を感じてしまっては、あなたの思う壷ですね。自分でもわかっています、これだけ傷つけられ孤独を感じてもあなたからは離れることができないと−まるで麻薬ですね…

感想

  • 7686: MKです♪。+'初めて投稿させてもらいました(//∀//)読んでいただけただけでも大変嬉しいですがみなさんの感想聞かせてください(*UωUp照q)+゜* [2011-01-16]

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