言葉
君はとても素直で嘘が付けない子だった
だけど僕たちの根っこに触れると何故か君の本音が解らなくなる
僕が付き合おうと言った時
僕のこと好きなのと聞いた時
君はただ頷いて目を反らした
何処か頼りなくて
嘘が付けない目
僕を頼っていてくれる
悩みを正直に話してくれて
楽しい時は思い切り笑って
気に食わないことがあると思い切り怒って
悲しい時は思い切り涙を流して
そんな素直な君だから好きになった
わがままで頑固で
自分の思い通りに生きてきた
喧嘩をしても謝らない
いつしか嫌なところしか見えなくなって
そんなに薄い愛情ではなかったはずなのに
言葉で愛情を表現できない君を許せなくなって
僕に強がりを言う君が嫌になって
君を手放す決意をした
さようなら
僕の言葉を聞いた君は目を丸くして笑った
冗談でしょ
ほらね
思った通りだ
僕より上にいる君はいつでも強い
真顔で首を振る僕を見て君は笑っていた口を静かに閉じた
唇が震えている
僕の心が震えた
何も言わずに君は頷く
まただ
何も言わない
いつでもそうだ
僕たちの始まりと同じ
どうして僕への想いを言葉にしてくれないの
君の目から涙が流れる
僕の心に始まりが沸き上がる
君の涙
僕は何を解っていたのだろう
解った振りをして何も解ってはいなかった
表現が出来ないわけではない
言葉にするのがただ下手なだけなんだ
だってこんなにも素直な君
これで十分じゃないか
君は僕が好きで
僕を必要としていた
解っていたじゃないか
言葉よりも大切なもの
解らなかったのは僕だ
一生懸命愛してくれて
強がりも君の寂しさだった
そうか
僕はわがままだ
さよならを言い出したのは僕の方なのに胸が苦しい
君の涙を拭えない
体が動かない
涙が長いまつげを濡らす
君のまつげが涙でキラキラと綺麗に光る
僕は何も言えなくて
言葉が出てこなくて
ただその光をずっと見ていた
だけど僕たちの根っこに触れると何故か君の本音が解らなくなる
僕が付き合おうと言った時
僕のこと好きなのと聞いた時
君はただ頷いて目を反らした
何処か頼りなくて
嘘が付けない目
僕を頼っていてくれる
悩みを正直に話してくれて
楽しい時は思い切り笑って
気に食わないことがあると思い切り怒って
悲しい時は思い切り涙を流して
そんな素直な君だから好きになった
わがままで頑固で
自分の思い通りに生きてきた
喧嘩をしても謝らない
いつしか嫌なところしか見えなくなって
そんなに薄い愛情ではなかったはずなのに
言葉で愛情を表現できない君を許せなくなって
僕に強がりを言う君が嫌になって
君を手放す決意をした
さようなら
僕の言葉を聞いた君は目を丸くして笑った
冗談でしょ
ほらね
思った通りだ
僕より上にいる君はいつでも強い
真顔で首を振る僕を見て君は笑っていた口を静かに閉じた
唇が震えている
僕の心が震えた
何も言わずに君は頷く
まただ
何も言わない
いつでもそうだ
僕たちの始まりと同じ
どうして僕への想いを言葉にしてくれないの
君の目から涙が流れる
僕の心に始まりが沸き上がる
君の涙
僕は何を解っていたのだろう
解った振りをして何も解ってはいなかった
表現が出来ないわけではない
言葉にするのがただ下手なだけなんだ
だってこんなにも素直な君
これで十分じゃないか
君は僕が好きで
僕を必要としていた
解っていたじゃないか
言葉よりも大切なもの
解らなかったのは僕だ
一生懸命愛してくれて
強がりも君の寂しさだった
そうか
僕はわがままだ
さよならを言い出したのは僕の方なのに胸が苦しい
君の涙を拭えない
体が動かない
涙が長いまつげを濡らす
君のまつげが涙でキラキラと綺麗に光る
僕は何も言えなくて
言葉が出てこなくて
ただその光をずっと見ていた
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