片思いの先は…14
パンッパンパンッ
私の心とは裏腹に天気は快晴。
澄んだ空に体育祭の始まりを告げる、花火があがる。
相変わらずの長い校長の話。
第一種目の100m走。
佐伯先生がいない悔しさをバネにして、結果は1位!!
楽勝だよ。
新藤先輩とも普通に話せるし、ずっと舞希が隣りに居てくれる。
寂しくない。
「これで、第31回の体育祭を終了します。」
帰り道。優勝して嬉しいはずなのに、舞希は先輩と帰っちゃうし、佐伯先生はいないし。
悲しくなってくる。
「宮下?」
「佐伯先生?」
何故だろう、涙がこぼれてくる。
「えっ!なんで泣いてんの?負けた?」
「違う…優勝だもん」
「じゃあなんで?」
言えるわけない。
「舞希がっ」
「何?」
「舞希に彼氏出来たから1人で帰るの。」
こんな事言っても意味ないのに。
「寂しいんだ?新藤は?」
「別れました。」
「ごめんな!思い出したくないよな。」
「別に、あのっ傷は?当分学校来れないって」
「なんで知ってんの?」
「新藤先輩から」
「……そっか」
私の心とは裏腹に天気は快晴。
澄んだ空に体育祭の始まりを告げる、花火があがる。
相変わらずの長い校長の話。
第一種目の100m走。
佐伯先生がいない悔しさをバネにして、結果は1位!!
楽勝だよ。
新藤先輩とも普通に話せるし、ずっと舞希が隣りに居てくれる。
寂しくない。
「これで、第31回の体育祭を終了します。」
帰り道。優勝して嬉しいはずなのに、舞希は先輩と帰っちゃうし、佐伯先生はいないし。
悲しくなってくる。
「宮下?」
「佐伯先生?」
何故だろう、涙がこぼれてくる。
「えっ!なんで泣いてんの?負けた?」
「違う…優勝だもん」
「じゃあなんで?」
言えるわけない。
「舞希がっ」
「何?」
「舞希に彼氏出来たから1人で帰るの。」
こんな事言っても意味ないのに。
「寂しいんだ?新藤は?」
「別れました。」
「ごめんな!思い出したくないよな。」
「別に、あのっ傷は?当分学校来れないって」
「なんで知ってんの?」
「新藤先輩から」
「……そっか」
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