片思いの先は…20
「ここからは俺に言わせて?」
うんっと頷く。
「俺はお前が好きだ」
「先、生っあたし、もっ」
「ありがとう。………でもな俺、宮下に謝んないといけない事があるんだ。」
「な、にぃ?」
「あぁマジ可愛いしっ(笑)あのね、俺、まだ辞めないんだ」
えっ!?
涙が止まる。
先生から離れて冷静に考える。
「どういう事ですか?」
「いやぁ!佐藤にさ、「辞めるんですか?って聞かれたら悲しそうな顔で、あぁ。と答えて下さい」って言われたんだよね。」
「舞希が?」
「そう。」
『舞希の奴!明日覚えとけよ!』
「でも、勘違いしないで欲しいんだ。俺がお前好きなのは本当だから!」
嬉しいけど、舞希がムカつく!!
「先生!あたし用があるんで帰りますね?」
「分かった。でもさ、2人の時は敬語使わないでね?」
なんて顔赤くして言うもんだから私まで赤くなる。
「分かった。」
「気をつけろよ!」
嬉しい♪
「私の彼氏は…生物担当の佐伯先生です」
なんて言えるんだ♪
『そういえば学校は?ばれたら辞めちゃうの!?明日聞かなきゃ』
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