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片思いの先は…21

[320]  梨央  2007-09-22投稿
「梨央おはよう♪昨日はどうだった?」


「昨日ね…聞かないで。」


「あれっ。ごめん。」

『ごめんね舞希。昨日の仕返しなんだから!(笑)』


「舞希?」


「梨央!泣いていいよ!!」


「舞希〜勘違いしてるようだけど振られてないから♪」


「えっ!?嘘っ!」


「マジで♪振られるわけないじゃん♪」


「じゃあ両思いって事!?」


「そういう事♪」


「良かったぁ〜(泣)」

「ありがとう!」

『舞希はあたしの為に泣いてくれる。ありがとうね!恥ずかしくて口には出来ないけど』

「じゃあ昼休みに行こうよ!」


「OK〜♪」







時間は進む。お昼の時間。
舞希は、先輩との時間を減らしてでも一緒に行くと言う。



「先生?」


「どうぞ。」


「素っ気なくない?」
舞希は小声で呟く。
確かにそう思う。


ガラッ。


「先生遊びにきた。」

「あぁ。」





「冷たいよ!本当に付き合ってんの?先輩は「会いたかった〜」って言ってくれるよ?」

「認めたくないけど、冷たいね…」






あたし達はそのまま、何をする事もなく生物室をあとにした。

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