片思いの先は…24
高校2年生になった、私の家のポストに、一通の手紙が届いた。
【宛先 宮下梨央
差出人 佐伯 心】
その場で手紙を開いた。
涙が溢れてくる。
そんなに綺麗じゃない大好きな字で、あたしへの想いが書いてあった。
あたしの隣りには……
貴方がいるはずだったのに。
楽しい思い出を…
高校1年生の冬。
私の愛した人は、星になりました。
誰よりも輝く、星になりました。
毎晩空を見上げて、貴方を見るの。
誰よりも輝く貴方は、
この、暗い世界を明るくするの。
泣いている、悲しんでいる、
そんな人々を励まし続けるの。
もう、あたしだけの貴方じゃない。
分かってるよ。
貴方がいない事。
『もう泣かない』って決めたのに…
雨降りの夜空は星さえ見えなくて、急に怖くなる。
頬を涙がつたって、雨音に紛れて、大声で泣くの。
空に、流れ星がながれた。
あたしは祈った。
『もう泣きません。だから……どうか、この世界を明るい、悲しみのない世界にして下さい。』
【宛先 宮下梨央
差出人 佐伯 心】
その場で手紙を開いた。
涙が溢れてくる。
そんなに綺麗じゃない大好きな字で、あたしへの想いが書いてあった。
あたしの隣りには……
貴方がいるはずだったのに。
楽しい思い出を…
高校1年生の冬。
私の愛した人は、星になりました。
誰よりも輝く、星になりました。
毎晩空を見上げて、貴方を見るの。
誰よりも輝く貴方は、
この、暗い世界を明るくするの。
泣いている、悲しんでいる、
そんな人々を励まし続けるの。
もう、あたしだけの貴方じゃない。
分かってるよ。
貴方がいない事。
『もう泣かない』って決めたのに…
雨降りの夜空は星さえ見えなくて、急に怖くなる。
頬を涙がつたって、雨音に紛れて、大声で泣くの。
空に、流れ星がながれた。
あたしは祈った。
『もう泣きません。だから……どうか、この世界を明るい、悲しみのない世界にして下さい。』
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