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紅い国〜セリアノスの騎士?〜

[323]  おねえ  2007-09-22投稿
「それでは、示しが…」

リュウは下げていた頭を上げて言った。

「そんな事、どうとでも理由はつけられる。それよりも、失ってしまうかもしれない友を救う事の方が大切だと考えるよ」

王はリュウに笑顔を向けて答えた。

「兄上……」

「それよりも、心は紅い国に行っているようだけどね」

意地悪い笑みを弟に向けて小さな声で囁いた。

「あっ…兄上!」

「お前はすぐに無理をするからな。青き国に向かっておきながら、心だけ飛ばしてでも女神を助けに行きそうだからね。
先に手を打たないと…な」

王はリュウの反応を楽しそうに見ながら言った。

「…見抜かれてましたか……どうも、皆にはわかりやすい行動だと言われてましたが、こんな時に言わなくても…」

「我が弟ながら、堅いなー。時には我が儘になっても良いんだよ。心に決めた女性(ひと)の生死に値することなら尚更だと思うよ」

「だからと言って」

「リュウ、君は国王のなんだい?」

「この国の騎士です。国王を守るのが使命です」

「だよね。私の心の平穏を保のも君の仕事でしょ?」

「兄上…ありがとうございます」

リュウは深々と頭を下げて、退室したのだった。

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