オーシャンブルー2
狂気は車を走らせ大崎新人の家へと急いだ。大崎・・・ピアニストならしらないものはいない程の音楽家だ。新人の父親は大崎章二。章二は天才ピアニストだった。30年前彼はある有名なリサイタルでオーシャンブルーという曲を披露した。その曲は今までにない音楽でかなりの話題になった。オーシャンブルーをカバーするピアニストも数多く存在する。そして章二はオーシャンブルーで地位そして名声を手にいれた。今章二は息子の新人妻の大崎春美と教会が近くにある家っていうより豪邸でくらしている。春美は体が弱く都会では空気がわるいため新人が高校卒業したあと豪邸を立て引越ししたのだ。前の家もかなりの豪邸だったがそこは今章二の友達がすんでいるらしい。狂気は新人の家の駐車場に車をとめ携帯から新人に電話した。「新人?オレだ。ついたよ。」「わかった。今行く」門の前で新人を待つ。すると門がひらいて新人がでてきた。「久しぶりだな。葉山!リサイタルどうだった?」 「まぁまぁかな?とりあえず家に入れてくれ。腹減ったよ」 「相変わらずだな。今コックになんかつくらせるよ。」新人に案内され新人の部屋へと向かう。二人はいろいろはなしていた。突然ノックの音が聞こえた。「私だ。入ってもいいか?」
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