氷の旋律-1
『親父!!出てけってどういうことだよ!?』
俺は辺りかまわず怒鳴り散らした。
『…そのまんまの意味だ。』
親父はうつむいて涙を流す訳でもなく、ただ震えていた。
『だから理由は何だっていうんだよ!!』
『…お前の力は強すぎる。』
『…そういうことかよ。』
『アカデミーに受験届を出しておいた。お前なら…』
静かに低い声で…でもどこか寂しさが入り混じっていた。
アカデミー…正確には国立能力育成アカデミー。
国家レベルでの兵士養成施設。卒業すると軍属となり、個人の能力に応じた階級からのスタートになる。
『俺に軍人になれと…』
『それがお前のためだ、わかってくれ。今夜の汽車のチケットがここにある…これで行け…』
遂に親父は涙をこらえる事が出来なくなっていた。
受験番号0917
名前:クレイド・ヴァーネット
所有能力:自然系:氷
俺は辺りかまわず怒鳴り散らした。
『…そのまんまの意味だ。』
親父はうつむいて涙を流す訳でもなく、ただ震えていた。
『だから理由は何だっていうんだよ!!』
『…お前の力は強すぎる。』
『…そういうことかよ。』
『アカデミーに受験届を出しておいた。お前なら…』
静かに低い声で…でもどこか寂しさが入り混じっていた。
アカデミー…正確には国立能力育成アカデミー。
国家レベルでの兵士養成施設。卒業すると軍属となり、個人の能力に応じた階級からのスタートになる。
『俺に軍人になれと…』
『それがお前のためだ、わかってくれ。今夜の汽車のチケットがここにある…これで行け…』
遂に親父は涙をこらえる事が出来なくなっていた。
受験番号0917
名前:クレイド・ヴァーネット
所有能力:自然系:氷
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