携帯小説!(PC版)

公園物語

[167]  黒谷碎  2007-09-27投稿
どうせ終わることのない恋の話をしながら
2人が歩いた 冷たい冬の道
鮮やかに描こうとした

あの丘にも街が広がってるんだよ
公園の滑り台からそう言った
僕らの街が模型のようだけど

この街のどこかのとある物語
全ては出会いが始まりだった
西の空果てがかすかに明るいけれど
変わらずに街を指差す僕らがいた


ブランコが上に振られるたび近づく夕闇の空は星空へと変わる

公園の奥で話した僕の夢のこと
カバンの底にも詰まってない

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