ガラクタ王?
上の階から聞こえる罵声と物が割れる音で目が覚めた。まったく、朝から騒々しい奴らめ。時計に目をやると現在朝の五時を少し回ったところだ。とりあえずベッドから這い出て洗面所へ行き、顔を洗ってテレビをつける。厚化粧をしたアナウンサーがマヌケ顔で原稿を読んでいる。今日の日付は西暦2500年12月24日、テロ、殺人、戦争が当たり前のように起こり、あっという間に鎮圧される、そんな時代の今日のニュースは『サイバーテロ昨日鎮圧される』勿論、テロリストたちは死刑確定だ。僕はこの国、つまり日本が大嫌いだ。無抵抗の国に細菌兵器を撒き散らし領土に、抵抗勢力には平気で核兵器を用いて領土にした。そうして今では日本はNo.1軍事国家に成り上がった。そんな日本の卑怯さ加減が許せない。時計を見るともう6時になろうとしていた。気づくと上の階の騒ぎはおさまっていた。
五分かけて身支度を済ませてドアを開けて外に出ると、空は薄いブルーなのに辺りは向かいのビルのせいで真夜中のままだ。そのビルの住人こそがこの日本を支配し、堕落させているトップ100があそこにはいる。ビルの麓には今日もプラカードを持ってデモ隊がデモを行っている。少なからずあの中に僕の友人がいると思う。銃声が響く。今となってはそんな事はどうでもいい。
鍵を閉めるために後ろを振り返るとドアに一枚の貼り紙があった。鍵を閉めて貼り紙を読むと、“親愛なるホームズへ”“君はこの国に大変嫌気がさしている様なのでこの手紙を書いた明日蠍に針が刺さる時間に会いに行くよ”“君の親しい友人・ガラクタ王より”と、書かれていた。
貼り紙を読んでいる間にもう学校についていた。授業にも身が入らない。12月25日、11時。家のチャイムが鳴った。扉の向こうにはこれから起こる事件の引き金待っていた。
五分かけて身支度を済ませてドアを開けて外に出ると、空は薄いブルーなのに辺りは向かいのビルのせいで真夜中のままだ。そのビルの住人こそがこの日本を支配し、堕落させているトップ100があそこにはいる。ビルの麓には今日もプラカードを持ってデモ隊がデモを行っている。少なからずあの中に僕の友人がいると思う。銃声が響く。今となってはそんな事はどうでもいい。
鍵を閉めるために後ろを振り返るとドアに一枚の貼り紙があった。鍵を閉めて貼り紙を読むと、“親愛なるホームズへ”“君はこの国に大変嫌気がさしている様なのでこの手紙を書いた明日蠍に針が刺さる時間に会いに行くよ”“君の親しい友人・ガラクタ王より”と、書かれていた。
貼り紙を読んでいる間にもう学校についていた。授業にも身が入らない。12月25日、11時。家のチャイムが鳴った。扉の向こうにはこれから起こる事件の引き金待っていた。
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