翼 2
掃除が終わって、あたりはもう真っ暗だった。
先生は責任もって送っていくってきかなくて。
でも一人で帰るより全然違った。
楽しかった。
「先生ここの卒業生なんだ」
「とは言っても留年したことあるけどな」
「ぇ、先生ダブったの!?」
「笑うなよ。ちょっとヘコんだんだよなぁ、あのときは」
お互い成績悪い者同士、初対面とは思えないくらい気が合って。
家まであっという間で。
でも。
先生には話してなかったんだ。両親の酒癖。
ちょっと話せることじゃなかったから。
なんでも話してた、話せるつもりだったけど、このことは先生に迷惑かけないように内緒にしちゃってた、ごめん。
…すみません。
家から逃げるように夜の街に向かった。
私はそこでは先生も知らない顔で仕事して。
最低だね。
なんでも話すって言ったのに。
先生が私を見つけてくれたから、抜け出せた。
ありがとうございます。先生。
先生は責任もって送っていくってきかなくて。
でも一人で帰るより全然違った。
楽しかった。
「先生ここの卒業生なんだ」
「とは言っても留年したことあるけどな」
「ぇ、先生ダブったの!?」
「笑うなよ。ちょっとヘコんだんだよなぁ、あのときは」
お互い成績悪い者同士、初対面とは思えないくらい気が合って。
家まであっという間で。
でも。
先生には話してなかったんだ。両親の酒癖。
ちょっと話せることじゃなかったから。
なんでも話してた、話せるつもりだったけど、このことは先生に迷惑かけないように内緒にしちゃってた、ごめん。
…すみません。
家から逃げるように夜の街に向かった。
私はそこでは先生も知らない顔で仕事して。
最低だね。
なんでも話すって言ったのに。
先生が私を見つけてくれたから、抜け出せた。
ありがとうございます。先生。
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