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処刑生徒会長第三話・8

[869]  まっかつ  2007-09-28投稿
―そうさ

―俺はやるんだ

いや

やらねばならないんだ―\r

梅城ケンヤの誓いは、半ば自分に向けられた物だった。

そのために そのために―\r

俺の学校の生徒1000人を―\r

生けにえにする―\r

梅城ケンヤが長年考えいた戦慄すべき計画の、それが最終目標だった。

―生徒どもを全滅させ、入れ替えに全国から優秀な人間を転校させて、新しい学校をつくる

―イジメも不登校も売春も薬物もない真の学校だ

全国のイジメグループはこれを知って恐れおののくだろう―\r

後に続く連中が出てきて、この流れは広がるだろう―\r

やがて、全国からイジメがなくなる。

そのためには1000人の犠牲何て―\r

安いものさ。

毎年一万人のイジメ自殺がこれで止まる―だからこれでいいんだ。

これで いいんだ―\r










だが、少しずつ強まる体の震えを、ケンヤは止めれなかった。

くっ―\r

確かに、一条フサエの死は、名状しがたい動揺を彼の心に与え―\r

それは日に日に大きくなっているみたいだ。

だが、もちろんこの程度でケンヤが怯むつもりはなかった―\r

―イジメるヤツが悪いんじゃないか

―少なくともナツ姉さん達に何の罪もなかった!

―それを利用し、便乗し、面白がってはけ口にした一般生どもも同罪さ!

―いや、イジメグループの影に隠れ、実質イジメに加担しながら罪逃れを図る分、更に悪質じゃないか!

―だから俺がやってやるんだ!

生徒全員に対して梅城ケンヤは憎しみを新たにした。












墓参りから帰ろうと、ケンヤがそこを少し離れた所でだ。

『あっ、あったあった、あったよ〜』

『おっ、本当に〜ネットで乗ってた通りだ〜』

『キャハハッ、ねえ見て見て〜♪誰かの御供えが置いてあるよ〜♪』

『こいつさあ、ホント暗くてさあ〜生きてる間中、クラスの空気汚しまくりで迷惑だったなあ』

『本当、死んでくれてせいせいしたよな〜』

男女4〜5人位がはやし立てる声に気付いて、墓石の間から梅城ケンヤがそっとのぞくと、7〜8Μ先の墓を声の主達が取り囲み、今まさに荒らそうとしている様子だった。

幸いナツ達の墓ではない。

だが、連中の行為はエスカレートして行った。

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