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イカロス同盟。?

[111]  まゆみ  2007-09-28投稿
さぁて…
中野の作ったまったくもって動機不純な同好会、
イカロス同盟。
もちろん俺がオサ(長)となり
中野とゆかりさんは
あなたに笑顔をふりむき隊係となった。
(ちなみにそんな係いらん!という俺の声は
無言で見つめてくるゆかりさんに封じ込められた)

そして中間テストが終わったあとの
外も心もじめじめしているなか
第一回目の会議は始まった。

『議題はずばりこれだ!』
バーンとノートに書きなぐった
バカ丸だしの文字の横に
小さく『相思相愛』と書いていた。
…中野、お前の願望を議題にするな!

「では今回のテーマは
『相思相愛』に決定しました!
みなさん拍手!!」
ゆかりさんのみ勢いよく掌を叩いている。
「相思相愛、とは
どうすればなれるのか。
そのことについて考えていきましょう!」
「はーい」
「おや、質問かな希成くん。」
「人の生き方の研究から
だいぶ離れていると思いまーす」
「モウマンタイだ!」
即座否定…?
笑顔で中野は答えているが
目はカッ開いている。
おいおい…オサの権限はないのか。

「はいっ」
ゆかりさんが真っ直ぐに
背筋と手を伸ばしている。
「はいゆかりさん!」
「…相思相愛って
互いに思いやって愛情をかけることだよね?
でも親子とか友達であまり使わないよね。
それって恋愛感情間にしか成り立たない。
ていうことは少なくとも、
愛情をかけられてると感じるには
言葉が必要だと思います!」
「行動だけじゃだめなのか?」
中野も俺の言葉にうなずいている。
「相思相愛になるには
どちらかが告白する必要があるでしょ。
ならやっぱり言葉が必要だし。
告白にも、その答えにも、
それからあとの2人の未来の言葉も、
愛情のある言葉が必要だと思うわ。
思いやって、愛情を込めた言葉をおくれば、
絶対相思相愛になるわよ。」
中野も俺も一生懸命うなずいた。

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