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社内恋愛

[655]  ちょこ  2007-09-29投稿
大学四年生の卒業も近い2月にやっと、やっと就職先が決まった。
三年生の秋から就職活動を始めて、何社受けたか分からないくらい。当初は、事務なんて絶対嫌!総合職でバリバリ働いてキャリアウーマンになりたいって思っていた。しかし世の中は甘くなく、冬になっても内定がでず、焦りと諦めで事務職も受けるしかなかった。
本当に自分がやりたい仕事に就けるまで、就職浪人でも何でもする気はなかった。大学生から一人暮らしをしていて、早く社会人になって親の手を借りず生活したいと考えてた。だからなにがなんでも卒業迄に就職先を決めたかった。
そんな思いの中、いやいや受けた事務職に決まった。事務なんて絶対嫌!って思ってたけど、決まった時は嬉しかったし、決まったからには最低三年は働く覚悟を決めた。

勤務先は男性五名、女性事務員二名の古びて一見汚く見える平屋の営業所だった。同じ敷地の斜め目の前がガラス張り三階建ての本社があるのは珍しいと思った。最初はキレイなオフィスに憧れたけど、少人数でアットホームな感じで自由に喋ったりお茶の飲める仕事場は気楽だった。
入社してすぐは緊張して仕事にイッパイイッパイだったけど、慣れてくると少し余裕が出てきた。その余裕は恋愛力となった。
同じ営業所の一番年の近いって言っても五つ年上の営業マンに恋をした。
元々、年上の人が好きで自分も社会人だし、恋愛というか一緒に居て落ち着ける安心出来るのがその営業マンだった。なかなか人を好きにならない私だったのに、仕事で優しく接してくれるから、すぐ好きになってしまった。
この時の恋は今までにないくらい積極的に責めた。だってこの人となら結婚してもいいと思えたから。
入社して3ヶ月経った頃に告白した。相手は、まだよく知らないのに自分のどこがいいの?とびっくりしてた。そして、遠距離の彼女がいるから付き合えないと言われた。
でも私はめげなかった。彼女は海外にいて、いつ帰ってくるか分からないらしいと聞いて、チャンスと思った。頑張れば手に入れられると。
それからは、夜営業所で帰って来るのを待っていたり、ごはんを食べに行った。同じ会社の後輩だし、ごはんくらいならと思って付き合ってくれた。
夏に花火大会に行きたいとお願いした。最初はやんわりと断ったけど行ってくれた。

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