携帯小説!(PC版)

翼9

[183]  2007-09-30投稿
「そうか…。了承しました。明日にはあなたの学籍を抹消します」
校長先生が重々しく言った。

「はい」

私は覚悟が出来た。
先生と結婚しよう。


教室で私の退学が告げられた。らしい。
私は現場を見ていなかった。
その日の昼休みの時間、先生は私のところへ来た。
私は屋上に居た。

「風邪ひくだろ」

「大丈夫です」

「里見さんが、ごめんて…」

「…あなたは悪くないって伝えてください」

先生は私が手すりの方に向き直ってから屋上から出て行った。
「神谷さん」

「里見さん、どうしたんですか?」

「やっぱり自分で言おうと思って」

「その事なら、先生から…」

その時、里見さんが驚いて、そして笑った。

「あの人、自分から?」

「え…なんのこと?」

「私、あの人がこの学校に来る前から…あの人と付き合ってたの」

何を言ってるの?

「二股を謝ったのかと思って」
「二股?」

「あなたとあの人、寝ちゃったんでしょ?」

「そん…な」

「それじゃあ」

あの人が裏切った?
嘘。
私は無意識にバッグからノートを取り出して、1ページ破った。

私は先生のことが大好きでした。
今すぐ先生にとびついて、そのままだきしめられたいです。
でも、それは先生にとって迷惑な事だから、私はバカな頭で考えた、今できることをします。
さようなら。大好き。

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