本当に大切なもの…3
相変わらず退屈な日々が続いていた。隣に座っている彼女も、僕の記憶が戻るのを望んでいるのだろうな…そう思うと自己嫌悪になる。ある日僕は、不思議な夢を見た…ただの暗闇に僕が一人で立っていた・・目の前には、白い影が見えている。その影が近づいてきて「久しぶり。今回の事は災難だったな…」と話しかけてきた。その声に僕は何故か、懐かしさを感じた・・その懐かしさが何であるかは解らなかった。「わしが死んでしまって、日常の1つが壊れたかもしれない。だがな・・お前の事を心配してくれている家族がいる。女の子もいる。その人たちを大切にしていくんだよ?この事を決して忘れちゃいけないよ!」といって影は消えた・・そこで目が覚めた。目が覚めた時にも変化が起きていた。自分の名前を思い出すことが出来ていて、彼女も驚いていた…「私の名前や家族の名前は思い出せた?」と期待の目で彼女が聞いてきた。「まだ、自分の名前だけなんだ…けど、不思議な夢を見たんだ。」と僕は彼女に話し始めた…
感想
感想はありません。
「 朱雀 」の携帯小説
- かくれんぼで始まる恐怖からの脱出【院長室の探索〜1】
- かくれんぼから始まる恐怖【恐怖への序章】
- 人格の崩壊【始まり】
- いわくつきの部屋〜4
- いわくつきの部屋〜3
- いわくつきの部屋〜2
- いわくつきの部屋〜1