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2つの鏡〜沙羅〜?

[333]  レオナ  2006-03-17投稿
「あーじゃあオレ蓮の所行くわ。おまえらも後で来いよ。」

クラインはそぅ言って手を上げて中庭から出て言った。
「じゃあ行こうか。こっち。」

アタシはルイの前を歩いた。ルイはすぐにアタシに追いつき隣に並びながら歩く。

思ったより背が高い。歩く度にブロンドの髪がなびく。

「さっきの、クラインの話に出てきた…あの…」

「蓮チャン??」

アタシはルイを見上げて行った。やっぱりこの人綺麗だ。まつげが長い。

「そう!」

ルイは少し声を張り上げて言った。

「蓮チャンはクラインのお兄ちゃんで錬金術の研究をしてるの。」

「へークラインの家って名門のウェブナル家だろ?よく錬金術なんてテフロ様が許したね。」

「…蓮チャンとテフロ様はケンカ中で一人暮らししてるの。」

アタシたちはそれから蓮チャンや錬金術について少し話をした。


玉座の棟にあるおじい様の部屋の前に着いた。
アタシはノックを2回して言った。

「おじい様沙羅です。」

「入りなさい。」

部屋の中から声がする。
アタシはドアを開け部屋の中へ入る。

「失礼します。」

ルイはそお言ってアタシに続く。

「おじい様。昨日話したルイよ。」

ルイがアタシの隣に並んんでおじい様に一礼をした。

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