僕の好きな人は、゛いじめ゛をうけている。

でも僕の好きな人はちゃんと笑う。

僕の好きな人は瞳がクリクリしてて、もの凄く可愛い。

なのに僕の好きな人はいじめられている。

僕は、僕の好きな人のために何もしてやれない。

僕は、目の前の悪と戦う正義なんて大それたものにはなれない。

僕の好きな人は、いつも一人で帰る。

僕は、僕の好きな人の手を握ってみた。

僕の好きな人は驚いた。

でも、笑ってくれた。

僕の好きな人の笑顔は、すごく可愛い。

だから、僕は勇気をだして告白をした。

『僕の好きな人』は今日から『僕の彼女』に変わった。

一緒に笑って、泣いた。
怒って、喜んだ。

ある日、僕の彼女は死んだ。
いじめをうけて、僕の彼女は死んだ。

僕は泣いた。
僕の彼女のためだけに泣いた。
僕はずっと泣いた。

僕は彼女が凄く好きだ。今でも好きだ。

でももう逢えない。

彼女は死んでしまったから。

夢を見た。

僕の彼女が、僕に逢いにきた。
僕は彼女の言葉を視た。
僕は彼女の顔を聴いた。

僕は彼女を忘れないと決めた。


あれから３年が経ちます。
あなたは今なにをしていますか？
ご飯は食べてますか？

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