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Avanクラブ 〜vol.5〜

[163]  黒谷碎  2007-10-02投稿
「橋本だが、このままでは埒があかない。あと2人ほど声を聞いていない者がいると思うのだが?」
すると若風な声がした。
「大学生の内田です。まあ、正確に言えば留年していたタチですが。いろいろ考えてみたんですけど、良策は思いつきませんでした。」
「橋本だが、もう1人は?」
「元木です。人見知りなもので、こういうのは苦手で・・・」
話は淡々と終わった。どうやらこの8人?の中でやたら高いハードルはいないようだ。逆にそれが難題かもしれないが。
「大田ですが、とりあえず今までを整理してみます。
8人中1人は幻想
ここは不思議な空間で頼れるのは声だけ
これは夢ではない
こんなところですかね」
「ちょっと待て」
4、5人がいっせいに声を出した。
「分かってます。あなた方は夢の件について聞きたいのでしょう。実は僕、今不眠症なんです。こんなことをしゃべってもあなた方には無意味でしょうが。」
分かっていたが、一同の不安はある程度増しただろう。
「佐野ですが、それなら何故あなたは今そんなに冷静なのですか?」
この瞬間、ビル上に初めて疑惑の目?が向いた。
「大田ですが、変人だと思わないで下さい。実は今までこんな機会を待ってたんです。僕は単身で、最近はまともに話した記憶さえないんです。」
話し終えるまでに動揺の声が何度も聞こえた。

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