携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンル >> 地震が残した物

地震が残した物

[331]  藤間  2006-03-18投稿
翌日、僕は屋上に登っていた。彼女は僕を理解してくれる、そんな気がした。
ドアを開ける。いた!僕は逃げられる事覚悟で話しかけてみた

「おはよう」

「昨日はごめんね。びっくりしちゃってて」

「別にいいよ。そういえば今いくつなの?同じ年くらいだけど水くみいないよね」

「私病気だから。」

確か校舎は病人怪我人が入る場所だった気がする

「私、本当はちゃんとした病院に入らなきゃいけないんだけど、お父さんもお母さんも地震で死んじゃったし、親戚もいないから入院できないんだ。」

寂しそうに言う彼女は弱くて、儚くて、今にも消えてしまいそうだった
…僕だけじゃない、いや僕よりつらい人もいるんだ。
そう考えると少し恥ずかしかったが、親への罪悪感は消えなかった

感想

感想はありません。

「 藤間 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス