◆僕らのせいいっぱい?◆
もう一度飛ぼうとした瞬間
―バサッ―\r
…横から何かが飛び出して来た。
「ハイッ!!何か小さくてヒヨコみたいだね。」
衝撃で散ってゆく桜吹雪の中で笑う彼はまるで【春】をそのまま少年にした感じだった。
『あっ,ありがとう!!』
オレンジがかった茶色の髪に色素の薄いビー玉みたいな目,笑顔のとてもカワイイその少年に一瞬見とれていた。
「どーいたしまして。式始まるみたいだから急いだ方がいいよ。」
彼は体育館に向って走っていった。
ほんの少しだけ学校が楽しくなる気がしたんだ。
体育館に戻ってみると梨奈ちゃんが入口で待っててくれた
「雛子!!」
『梨奈ちゃん!さっきね,春みたいな男の子が居たんだよ!!』
「はっ?なに訳わかんない事言ってるの?それよりクラス…離れちゃったね。」
『えぇ〜??嫌だ嫌だ〜,梨奈ちゃんと違うクラスなんて学校に行く意味ないよー!!』
「まぁまぁ,でも普通科だからクラスは隣だし,ねっ。」
英語科・普通科・デザイン科の3つの科にわかれていて同じ科同士で合同授業もある。それが唯一の救いだな〜。
「雛子は3組だね,私は4組だからまた後で!終わったらメールして。」
『うん,わかったー』
梨奈ちゃんと別れて自分のクラスの列に向う。
辺りを見渡してみると当たり前だけど知らない顔がいっぱい並んでいる。
大人っぽい子に真面目そうな子,見るからにギャルも不良も居る。
中学とはやっぱ違うんだぁ…あっ!!
列の中にさっき出会った【春君】が居た。
同じクラスなんだ,仲良くなれたらいいな。
「っ…ねぇっ!!」
式が終り教室まで移動する道で声をかけられた
『えっ?!』
「里美ってゆーの私!同じクラスだねっ。仲良くしよう?」
明るい茶色の髪で化粧をしてて雑誌に載ってる高校生みたいだ。
高校生なんだけどね(笑)高校の友達第1号だっ♪
『うんっ,私は雛子デス。よろしくね』
教室に着いてからも里美とと出身中学や梨奈ちゃんの事いろいろ話した。
「へぇ〜,じゃあ雛今まで彼氏居た事ないんだ?」
『ちょっと里美声デカいって!!』
そうなのだ。
私はまだ恋をした事がない…。
―バサッ―\r
…横から何かが飛び出して来た。
「ハイッ!!何か小さくてヒヨコみたいだね。」
衝撃で散ってゆく桜吹雪の中で笑う彼はまるで【春】をそのまま少年にした感じだった。
『あっ,ありがとう!!』
オレンジがかった茶色の髪に色素の薄いビー玉みたいな目,笑顔のとてもカワイイその少年に一瞬見とれていた。
「どーいたしまして。式始まるみたいだから急いだ方がいいよ。」
彼は体育館に向って走っていった。
ほんの少しだけ学校が楽しくなる気がしたんだ。
体育館に戻ってみると梨奈ちゃんが入口で待っててくれた
「雛子!!」
『梨奈ちゃん!さっきね,春みたいな男の子が居たんだよ!!』
「はっ?なに訳わかんない事言ってるの?それよりクラス…離れちゃったね。」
『えぇ〜??嫌だ嫌だ〜,梨奈ちゃんと違うクラスなんて学校に行く意味ないよー!!』
「まぁまぁ,でも普通科だからクラスは隣だし,ねっ。」
英語科・普通科・デザイン科の3つの科にわかれていて同じ科同士で合同授業もある。それが唯一の救いだな〜。
「雛子は3組だね,私は4組だからまた後で!終わったらメールして。」
『うん,わかったー』
梨奈ちゃんと別れて自分のクラスの列に向う。
辺りを見渡してみると当たり前だけど知らない顔がいっぱい並んでいる。
大人っぽい子に真面目そうな子,見るからにギャルも不良も居る。
中学とはやっぱ違うんだぁ…あっ!!
列の中にさっき出会った【春君】が居た。
同じクラスなんだ,仲良くなれたらいいな。
「っ…ねぇっ!!」
式が終り教室まで移動する道で声をかけられた
『えっ?!』
「里美ってゆーの私!同じクラスだねっ。仲良くしよう?」
明るい茶色の髪で化粧をしてて雑誌に載ってる高校生みたいだ。
高校生なんだけどね(笑)高校の友達第1号だっ♪
『うんっ,私は雛子デス。よろしくね』
教室に着いてからも里美とと出身中学や梨奈ちゃんの事いろいろ話した。
「へぇ〜,じゃあ雛今まで彼氏居た事ないんだ?」
『ちょっと里美声デカいって!!』
そうなのだ。
私はまだ恋をした事がない…。
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