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きえない想い?

[434]  SB  2007-10-03投稿
「ハアハァハァ……」

いつもの通学路でチャリをぶっ飛ばしている俺がいた。
「ヤバいよ!!速く速く!!」後ろには夏希がいた。

「てか降りろ!!お前が乗ってるからいつも以上に疲れんだ!!」
疲れても夏希をいじる力はあった。

「絶対ヤダ!!だって、今ここで降りたら1時間目に間に合わないもん!!」
夏希も言い返してきた。
朝っぱらから元気だ。
まぁ、なぜ夏希が後ろに乗っているのかとゆうと…

「だったらなんでお前も寝坊すんだよ!!」

「知らない!!」

あいつも寝坊したのだ。
どうしてこんな日に寝坊すんだよ。
その時だった。

キーンコーンカーンコーン……

「あ……鳴った」

「鳴ったじゃないよ!!どうするのさ!?あと5分しかないよ!!ここから5分で着くはずないじゃん!!」

キキィーッ!!

俺はチャリを止めた。

「な、なに止めてるのさ!!遅刻する…」

「聞く。危険だけど5分で着くかもしれない道と安全だけど遅刻は確実の道、どっちに行く?」

「えっ…」
夏希は戸惑ったが

「5分で着く道」

即答した。

「了解」

俺は雑木林に突っ込んだ。「うわぁぁあ!!……」

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