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2つの鏡〜沙羅〜?

[320]  レオナ  2006-03-18投稿
アタシはまた目をそらした。やっぱりルイの眼は苦手。

「星と同じ??星って光ってるだけじゃない。」

怪訝そうな顔で私は言った。

「はは。星にも色はある。沙羅の眼と同じ色だよ。」

アタシの眼はブルーグレー。星の色もブルーグレー??

「ルイには星の色が見えるの??星が読めると星の色が見えるの??」

「そぉ…だね。星が読めるってことはつまり星と会話をするってこと。沙羅が鏡と会話するように。」

ルイは意味深にそぅ言った。

「……もぉだいぶ夜が更けたね。」

夜風は爽やかに吹く。アタシの長い髪もルイのブロンドも暗闇の中でなびいている。

「そぉだね。今からの時間が星はよく光る。」

「ルイはほんとに星に詳しいのね。ここに来るのは今日が初めて??」

「あぁ、実は結構通ってる。」

ルイは苦笑いした。アタシは少し驚いた。

「今までよくそんな強力な魔力漂わせて誰にも気付かなかったわね!」

「あ、今日はちょっと気が抜けてた。いつもはちゃんて気配消してくるんだけど。」

驚いた。気配を消していたにしてもよく今まで誰にも気付かれずに…。
アタシだって気配を消しておじい様に気付かれないか微妙だ。

この人本物だ。やっぱり鏡の言うことは正しかった!!!

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