消えない過去第52話
店で一人の飛び込みの女が入ってきた。
まだホストの出勤もまばらな時間で相手をしたのは新人ホストばかりだ。
飲みなれた感じのスレンダーな女性だ。
名前は由美という。
みんな探りを入れているが、職業は謎だ。
この女は、後々俺にベッドでの女の扱いのテクニックを向上させてくれることになる。
由美は指名もしないで毎日飲みにきた。
先輩ホスト達も指名を取るために、一生懸命自分を売り込んでいる。
でも由美は指名者も決めずに、相変わらず毎日飲みにくる。
一週間も過ぎた頃、名詞が束のようにたまっていただろう。
俺は、どうせ指名なんてもらえるとも思ってないので売り込みもせずに一緒に飲んでいた。
冗談ばかりいって、いつも由美に馬鹿にされていた。
他のホスト達は冷やかし女かと思いだんだん誰も席に座らなくなっていった。
俺は指名もなくヘルプもまだ少ない時間帯なのでそんなことも気にせず由美の相手をしている。
相原に「俺達の席にヘルプは着かなくていいから、性根いれて指名をとってみろ」と言われた。
由美はダンスがうまい。
なんでも踊れるから俺は由美が店に来るたびにダンスを教わることにした。
由美は浅草のホストクラブでダンスを覚えたようだ。
相原は「浅草だと吉原のソープの女かもしれないな」と言う。
ある日、由美はいつものように店にきていつものように飲んでいた。つづく
まだホストの出勤もまばらな時間で相手をしたのは新人ホストばかりだ。
飲みなれた感じのスレンダーな女性だ。
名前は由美という。
みんな探りを入れているが、職業は謎だ。
この女は、後々俺にベッドでの女の扱いのテクニックを向上させてくれることになる。
由美は指名もしないで毎日飲みにきた。
先輩ホスト達も指名を取るために、一生懸命自分を売り込んでいる。
でも由美は指名者も決めずに、相変わらず毎日飲みにくる。
一週間も過ぎた頃、名詞が束のようにたまっていただろう。
俺は、どうせ指名なんてもらえるとも思ってないので売り込みもせずに一緒に飲んでいた。
冗談ばかりいって、いつも由美に馬鹿にされていた。
他のホスト達は冷やかし女かと思いだんだん誰も席に座らなくなっていった。
俺は指名もなくヘルプもまだ少ない時間帯なのでそんなことも気にせず由美の相手をしている。
相原に「俺達の席にヘルプは着かなくていいから、性根いれて指名をとってみろ」と言われた。
由美はダンスがうまい。
なんでも踊れるから俺は由美が店に来るたびにダンスを教わることにした。
由美は浅草のホストクラブでダンスを覚えたようだ。
相原は「浅草だと吉原のソープの女かもしれないな」と言う。
ある日、由美はいつものように店にきていつものように飲んでいた。つづく
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