〜永遠の恋〜7
彼は何も言わず自分の席に着くと、花瓶を隣りのあたしの席に…
「ちょっと何してんの!?」
あたしは駆け寄って尋ねた。
「…邪魔だし。」
「だからって!」
「はいはいおやすみ」
そう言うと彼は机に顔を伏せた。
「お前ふざけんな。」
気付くと隣りには悠哉がいて、花瓶を持つと中の水を彼にかけた。
「悠哉!」
「こんくらいしないと分かんねぇんだよ!」
「そんな……」
「美保さ、こいつが好きなの?さっきからかばってるし。」
「違うよ!」
「あのさぁ、俺寝たいんだ。どっか行って」
「おい!佐々木!マジ調子のんなよ!」
「お前こそ調子のんな」
「はぁっ!」
「お前喧嘩弱ぇし」
「ふざけんな!」
悠哉は殴りかかろうとする。
「俺の事覚えてない?1回会ってるよ俺達。お前みたいな凶器使わねぇと勝てない奴忘れねぇし。」
一瞬悠哉の動きが止まる。
「覚えてねぇよ!」
「これ言ったら思い出すかもね。お前は俺に土下座して、許してくださいって。」
「もう止めろよ!」
悠哉の様子がおかしい。明らかに顔が強張っている……
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