ＢＵＲＮＩＮＧ！
時計を見るとちょうど８時になるところだ。
はっきり言って遅刻寸前。
慌ててベッドから飛び出す。
「なんでもっと早く起こしてくれないのよ〜っ！」
壁のハンガーから制服を引ったくり、パジャマを脱ぎ捨てる姿を見て、あかりは「ハァ〜。」と大きな溜め息をつくと、
「明日からフライパンにしようかしら…？」
などと、物騒な事をつぶやきながら部屋を出ていった。
着替え終わると階段を駆け降り、洗面所で手早く身支度を整える。
こういう時には腰まである長い黒髪が恨めしい。
なんとか寝癖を目立たないくらいに抑えると、今度はダイニングに飛込んだ。
「おはよう。真紅。」
迎えたのは柔らかな声。
「はよっ！水葉！ゴメンね！」
そこにいたのは、私“火村 真紅（ひむら しんく）”の幼馴染みであり大親友である“神前 水葉（かんざき みずは）”だった。
ふわっふわの栗色の髪にやや垂れ気味の瞳。
縁なしの眼鏡がよく似合う少女だ。
「いいわ、いつもの事だから。
それに私「おたま」の音を聞かないと一日が始まったきがしないのよね♪」
…大人しそうな外見に反して結構イイ性格をしている。
はっきり言って遅刻寸前。
慌ててベッドから飛び出す。
「なんでもっと早く起こしてくれないのよ〜っ！」
壁のハンガーから制服を引ったくり、パジャマを脱ぎ捨てる姿を見て、あかりは「ハァ〜。」と大きな溜め息をつくと、
「明日からフライパンにしようかしら…？」
などと、物騒な事をつぶやきながら部屋を出ていった。
着替え終わると階段を駆け降り、洗面所で手早く身支度を整える。
こういう時には腰まである長い黒髪が恨めしい。
なんとか寝癖を目立たないくらいに抑えると、今度はダイニングに飛込んだ。
「おはよう。真紅。」
迎えたのは柔らかな声。
「はよっ！水葉！ゴメンね！」
そこにいたのは、私“火村 真紅（ひむら しんく）”の幼馴染みであり大親友である“神前 水葉（かんざき みずは）”だった。
ふわっふわの栗色の髪にやや垂れ気味の瞳。
縁なしの眼鏡がよく似合う少女だ。
「いいわ、いつもの事だから。
それに私「おたま」の音を聞かないと一日が始まったきがしないのよね♪」
…大人しそうな外見に反して結構イイ性格をしている。
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