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たれまに〜Anniversary〜(9)

[232]  じゅりあ  2007-10-13投稿
「あれから誰かにバカにされねぇように変わったつもりだ。
今のおれならおまえの事も守ってやれると思う」

そう言うと座り込んでいた私を抱き締めた。

「ちょっ…!!」
離れようとする私を更に強く抱き締めると、

「おれなら泣かせねぇ…」

そっと呟いた。


そんな事言われたら、抵抗出来ないじゃん…。

「せ…せこ」

やっと口に出来たのがこの言葉。

「今、私弱いんだって…そゆ事ゆー…?」

力の入った腕が少し緩くなって、

「んなもん、知るかよっ」

松本が言った。



何で、ここにいるのが、

こう言ってくれるのが、

和也じゃないんだろ?

私が好きなのは和也だよ…?


二人きりの屋上で、顔が熱くなるのを感じた―。





「彩〜!」
予鈴が鳴って教室に戻ると委員長の岸川ちゃんに声を掛けられた。
「ん?どしたの?」
何事もなかったように接する。

「さっき真鍋先輩が訪ねて来たわよ」
「え?」
「何だかずっと彩を探してたみたい」

…和也が、来た…?
「ありがと」
それだけ言うと席に戻って鞄を探る。

慌てて松本を追ってったから忘れてた!

取り出した携帯の着信履歴を見ると和也から数件入っていた。

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