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チャット イズ スマイル

[346]  湯島 朗  2006-03-19投稿
スケスケ*スマイルさん・・・
スマイル*あっ、ごめんね。勝手な事行って。


 数分間、スケスケからの返答はなかった。
(ごめんね・・・。)


スケスケ*ありがとうございます。参考になりました。
スマイル*え?
スケスケ*その思い、確かに僕の中にありました。そうか。その気持ちをぶつければいいんですね(笑)


 意外な返答に、ポカンとしていた美咲はハッと我にかえると、『そうだよ!』と返答した。


さくらっこ*こんちは〜
スマイル*あー!よかったー。他に人来たよー!
テイルズ*俺も!
スマイル*こんにちは!テイルズさん♪
チャット*スケスケさんが退室しました。
テイルズ*スケスケの野郎、どうしたんだ?
スマイル*内緒だよ
テイルズ*なにぃ!?
さくらっこ*まぁ、まぁ!


 こうして、チャットのやりとりは始まった。


「それでね!」
 美咲は、チャットの内容を話す様になった。ただ、話したくないところは1部分省いて。それでも、美咲が日に日に元気になる事が両親にとって嬉しかった。
「美咲。学校はどうするの?」
 母がそう言ったとたん、動かしていた箸をとめた。
「さね。」
 短く返答すると、食べ残して上へあがった。


さくらっこ*どうしたんです?>スマイルさん
スマイル*何でもないの
テイルズ*さっきから、口数すくねーな。いつもの威勢はどうした。
スマイル*大丈夫


(だめだよ。みんなを困らせちゃ。)

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