携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> サヨウナラ

サヨウナラ

[308]  ふく  2007-10-14投稿
苦しいほど好きだった
会いたくて
顔が見たくて
声が聞きたくて
話したくて
どうしようもなかった

終わりが見えている恋

あなたは優しいし
いつでも笑ってくれる
どこか頼りないけど
何処までも着いて行きたいと思う

愛して欲しかったけど
縛ることの方がもっと辛い

ごまかし続ければ
うまく行かなくなる


気持ちを打ち明けても
あなたには繋がらない

『こんな私を好きになってくれてありがとう』
いつか言ってみたかった
こんな私だから好きになってもらえなかった
あなたに出会ってから
コンプレックスが増えた


あなたの後ろ姿が好き
痩せた背中
面倒臭そうに響く足音
ポケットに突っ込んだままの手

いつも後ろから見守ることしか出来ない

どんなに頑張っても隣には立てない

このまま

あなたが振り向かない様に
歩く足を止めて
静かに立ち去ろう

振り返る顔を見たら
また好きになる

会えば会う程好きになる

優しくされたら
一人で歩けなくなる
守られたら
弱くなる

どんな形でもいい
何も言わずにいなくなった私を恨んでもいい
どう思われても
そうやって私を覚えていてくれるならそれでも構わない

どんなにごまかしても
寂しさや苦しさは込み上げて来る
あなたの記憶は鮮明に残るけど
一人でも歩いて行ける様に強くなろう


生きて行く限り
何かを知り続けて行かなければならない

避けては通れない喜びや悲しみ

今は悲しみであっても
あなたと出会えた喜びを知った

こんなにも頑張れた事
些細な事でも素直に幸せだと感じられた事
あなたの子供っぽい所
少し冷たい所
優しい仕草
嫉妬する自分
寂しい想い

あなたへの愛


届かない愛がこんなにも苦しく胸を締め付けるなんて

涙を隠す為に
何度も瞬きをした

そうか

悲しみよりも好きの気持ちが大きすぎて
泣く事さえ忘れていた

感想

感想はありません。

「 ふく 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス