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過去はもう戻らない ―第3章 美少女―

[204]  千里亜実  2007-10-14投稿
「じゃ、逆に質問。私達がここに墜ちたのはいつだった?」
「それは…深夜だろ」
竜二は少し驚いている。まぁ、さっきまでテンパってた千春が推理を始めたんだから、当然の反応かな。
「で、今この街は、深夜でしょうか?昼間でしょうか?」
千春がさらに続ける。
「あ…」
ぽっつりが呟いた。
「つまり、時差があるのか?」
千春は「よくできました」って感じでぽっつりを見ると、
「そ。つまり、時差があるから、ここは外国ってわけ!」
「なんだ…そういうことか…」
竜二が驚きの声をもらす。
「ちなみに、昼間の太陽の関係から、ここが地球だってことはわかるわね」
おぉー!
私は少し感激していた。やっぱり、弁護士を目指すだけのことはある。千春はすごい。
「それより、ここがどこなのか、街の人に訊いてみなくちゃ!いくよ!」
千春のかけ声で、私達は歩き始めた。
…………………。
しばらく歩く。でも、人が見つからない。昼間なのに、人が一人もいないなんて…。
「なんなの、ここ…昼間でも人がいない外国なんてあるの?」
あーずがため息をついた。
「人なら来たぞ」
ドクタが指さす方向は、確かに人がいた。
「すみません。あのぅ、ここはどこの国なんですか…?」
怖そうな男の人だったので、千春は気弱な声で訊ねた。
「ん……昼間から人かぁ……!…こ、子供!?な、こんな時間になにをしている!」
私達はキョトンとしていた。
だって、まだ昼間なのに「こんな時間」って言われても、意味が分からない。
「お前ら、ちょっとこっちへこい」
男の人は、ドスのきいた声で言った。けど、私達は危なそうなので、近づかない。
「まて、ゴーズ」
すると、赤い髪の美人な女の人が歩いてきた。
「おぅ、マージか。なんか、こいつらが、昼間にノコノコ歩いてやがって」
「ふぅん…」
マージと呼ばれた女の人が、じーっと私をみる。私の背中を汗がつたった。
「もしかしたら、"ヤジ"の奴らかも」
「!?」
な、や、野次ぃ!?
「ちょっと、異国の匂いがする。」
「な、なによ。人に向かって野次やらなんやら!」
千春が怒鳴った。
「なによ、ヤルつもり?」
マージは"剣"を取り出した。
「…!」
開いた口がふさがらないとはまさにこのこと。私達は後ずさり。
もうダメだ…と諦めたその時!
「しばらくは、私の相手をしてもらおう」
そういって。
美少女が舞い降りてきた。



続く

感想

  • 7842: こんにちは。成島パンナです(^^)プライベートレッスンに感想を書いていただいて有難うございました★……えっと、『過去はもう戻らない』読ませてもらいました。感想はですね…私としては読みやすくていいと思いました。ただ、誤字脱字には気をつけた方がいいですよ!あとは…上から目線で申し訳ないんですが、アドバイスらしいアドバイスをすれば、話の最後をもっと大事にした方がいいですね!うまく引っ張れるとますます、続きが読みたい!楽しみ!って思えます。そこらへん、お互い頑張っていきましょ!(笑)また私も新作を書くかもしれません。その時にはよろしくお願いします。続き楽しみにしています、頑張ってください!! [2011-01-16]
  • 7848: 千里亜実です。 読んでくださって、ありがとうございますっ♪成島さんの小説は、途中っぽいのが多いんで、その続きも読みたいです* ̄∨ ̄)ノ アドバイス、ありがとうございます!えっと、読みやすいといっていただけて、嬉しいです!言葉の間違いは…気を付けたいです。実は、私、超ヒマな小学校六年生なのですm(_ _ )m言葉は覚えている途中ですが、これからも、本をたくさんよんで、言葉を学びたいです♪ 新作、楽しみです♪ [2011-01-16]

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