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恋心…君へ。

[249]  †HiToMi†  2007-10-15投稿
季節は夏になった。
今は授業中で、教室の中は詰め込まれた生徒達の密集した空気でむしむしと暑い。

…暑い。

突然、机に紙が乗る。
横に顔を向けると、友人の明菜が笑いながら手を振っていた。

まぁた真面目に授業受けない気だな…;

と呆れながらも、涼の顔はニヤついていた。

[涼〜暑いねぇ(>_<;;)てゅーか数学とかマジ眠いんだけど!!]
[そぅだね(ノ_・。)汗すごいからぁ〜]

返事を素早く書いて、明菜の机へと投げる。
明菜は返事の紙が投げられると素早く広げた。

早っ!

変な所で関心していると返事が返ってきた。

[思った!!絞れそうじない、タオル?てかてか松原の化粧落ちてるんだけど〜どんだけぇ]

明菜の返事に笑っていると、紙の隅っこに似顔絵が描かれていた。
それがあまりにも松原の今の顔にそっくりだったので、涼は吹き出してしまった。

「花園さん。何を笑っているんですか?」
「…あっ;」

きずいた時には遅く。
数学の松原先生が、眉をピクピクさせながらこちらを見ていた。

「あとで職員室に来なさい!!」
「…はぃぃ;」

この後。
涼が職員室でこっぴどく説教と愚痴を言われたのは言うまでもない…。

「あっはははは!!」
「明菜〜あんたがあんな絵描くから最悪だったじゃんか!」
「まぁまぁ。涼も笑うからだよー」
「そっそっ♪笑った涼が悪いって!!」
「そうだけど〜…」
「あっはははははは!」

今は昼休み。
お気に入りの屋上で、涼と明菜に六実と杏奈とで昼食をとっていた。
明菜は、今だに涼が松原に怒鳴られた場面を思いだして笑っていた。

「明菜笑いすぎ!!」
「だっだって…化粧落ちた…あはっ…顔で怒鳴るから…」
「確かに傑作だった」
「マスカラが涙みたいになってたよねぇ」
「「「…………」」」

しばしの沈黙。

「あはははははっ!」
「ひーっパンダだし!」
「キャハハハハッ」
「あっははははははは」

長い間、四人は笑いあっていた。
涼と明菜と六実と杏奈は幼稚園の頃からの友達。
長い付き合いだから、何でも言い合う事のできる四人だった。
明菜は明るく爽やかな少女で、六実は和服が似合いそうな美人な少女、杏奈は可愛いらしい少女だった。

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