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龍と狼11

[452]  武藤 岳  2007-10-15投稿
パンとコーヒーだけの簡単な朝食を済ませて、すぐに背広とネクタイを鷲掴みんで、柳田はマンションを出た。
地下駐車場に止めてある黒いセダンに乗り込んで、エンジンをかけると、つけっぱなしのラジオからホシノ自動車会長射殺に関するニュースが飛び込んできた。
業績はここ十年、大変好調で、売上高・計上利益共に今期も日本の大手上場企業No.1だとか、北米市場で、ビッグ3と呼ばれる自動車メーカーのうちの一社を買収する計画があるなど、狙われるような要素がたっぷり入った情報が伝えられていた。

いつでも標的にされると言えばそれまでだが、裸一貫でホシノ自動車を立ち上げ、企業人だけではなく、一人の人間としても、とても魅力的な人間臭い人物だという事は、以前に何かのドキュメンタリー番組で観た事がある。
『誰が一体何の理由で星野会長を狙撃したんだろう?』
素朴で単純な疑問がふつふつと湧いてきた。
いつもの推理癖が柳田の頭を駆け巡っている間に柳田の黒いセダンはが彼の職場がある法務省の地下駐車場に入っていった。


「おお、柳田、ちょっとこっちに・・・」
柳田が職場に着くと、早速上司の畠田に手招きされた。
『やっぱり!』
柳田は複雑な表情をした。

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