龍と狼12
畠田は柳田を薄暗い会議室に連れて行き、ドアを閉めた。
「昨日の件だが・・・。」
畠田が切り出した。
「ホシノ自動車の件ですね?」
柳田が間髪入れず返すと、一瞬、静かな間ができた。
畠田は“なんのこっちゃ”と言わんばかりの顔をした。
「ホシノ・・・!?じゃなくて、昨日電話した話の件だよ!
メールしろって言ったらメールもしたじゃねぇかよ!
読んだか?」
“あっ”という顔をした途端、すかさず畠田の突っ込みが入った。
「柳田ぁ、お前忘れていたなぁ?」
「あっ、いやっ、ええっ、えっ!?」
どもる柳田に、畠田が更に突っ込みを入れた。
「柳田ぁ、しっかりしてくれよぉ!
そんな頼まれてもいない仕事に頭働かせんじゃねぇよ。
ホシノの会長さんの件は警察に任せておけばいいから、てめぇの仕事を優先してくれよ。」
畠田は半分呆れた口調で柳田に話した。
柳田も、よく考えると、そんな話をしていた記憶が甦り、思いっきり現実に引き戻され、少し慌てた。
変な空気が流れたが、畠田の低い口調がすぐに場を引き締めた。
「堕ちると、止まらねぇな、柳田ぁ。」
柳田は畠田を冷たく見つめた。
『若造がぁっ!』
心は表情となって、また表れた。
「昨日の件だが・・・。」
畠田が切り出した。
「ホシノ自動車の件ですね?」
柳田が間髪入れず返すと、一瞬、静かな間ができた。
畠田は“なんのこっちゃ”と言わんばかりの顔をした。
「ホシノ・・・!?じゃなくて、昨日電話した話の件だよ!
メールしろって言ったらメールもしたじゃねぇかよ!
読んだか?」
“あっ”という顔をした途端、すかさず畠田の突っ込みが入った。
「柳田ぁ、お前忘れていたなぁ?」
「あっ、いやっ、ええっ、えっ!?」
どもる柳田に、畠田が更に突っ込みを入れた。
「柳田ぁ、しっかりしてくれよぉ!
そんな頼まれてもいない仕事に頭働かせんじゃねぇよ。
ホシノの会長さんの件は警察に任せておけばいいから、てめぇの仕事を優先してくれよ。」
畠田は半分呆れた口調で柳田に話した。
柳田も、よく考えると、そんな話をしていた記憶が甦り、思いっきり現実に引き戻され、少し慌てた。
変な空気が流れたが、畠田の低い口調がすぐに場を引き締めた。
「堕ちると、止まらねぇな、柳田ぁ。」
柳田は畠田を冷たく見つめた。
『若造がぁっ!』
心は表情となって、また表れた。
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